介護職の仕事を辞めたい時にやるべきこと【保存版】
介護職辞めたい!と思っている方も多いと思います。
介護職の仕事は、食事介助・入浴介助・排泄介助の3K(きつい・きたない・きけん)とも言われています。
また、給料も安く夜勤や残業・休日出勤などで生活も不規則になってしまい、働く介護士の健康の方がままならない状態です。
そこで今回は、介護職を辞めたいと思っている方に向けて、
辞めたいと思った時にどうすれば良いのか?介護職にとって働きやすい職場に転職する方法などをご紹介していきます。
介護職として現在働かれている方の参考になれば幸いです。
介護職を辞めたいと思った時どうすれば良いか
介護の現場で働く方が、誰しも一度は「介護の仕事を辞めたい」と思った事があると思います。
1日のうちに何度もそう思うようになってしまっている人もいるでしょう。
辞めたいと思ったときは、自分の仕事やキャリアを見つめ直す良い機会です。
これから自分がどのように介護職として働いていくのか、または介護職から他の業界へ転職をするのか、考えてみましょう。
介護職を辞めたいと思うのはどんな時?辞めたい理由10個
介護職を辞めたいと思っている方に、辞めたい理由のアンケートを取ってみました。
辞めたいと思う理由で最も多かった上位10個は以下のようになりました。
- 残業や休日出勤が多く、休みがない
- 給料が低い
- 肉体的にきつい(腰の痛みなど)
- 夜勤がつらい、生活が不規則になる
- 排泄物などの処理
- 入居者から殴られる、蹴られるなどの暴力を受ける
- 感染症や事故や虐待で訴えられるリスクがある
- 職場の人間関係
理由については後述もしますが、主に介護職を辞めたい理由としては上記のように思っている人が多いです。
あなたが辞めたい主な利用はどんなものがありましたか?
介護職を辞めたい理由を明確にしておきましょう。
介護職が嫌なのか、今の職場が嫌なのか?
介護職を辞めたいと思った時に考えるべきなのは、介護職自体が嫌なのか、今の職場だから嫌なのかどちらなのかという点です。
ブラックな施設も多く業界的にも就労者にとっては課題が多い介護業界ですが、中にはホワイトな職場も存在します。
お年寄りが好き、人と接する事が好き、利用者の笑顔や「ありがとう」が励みになるなど、誰しもこの業界で働きたいと思う理由はあるはずです。
一方で、今の職場ではそういった志も持てず、「休みがない・体力的にも精神的にもきつい・低賃金」など、今の職場だからこそ辞めたい気持ちが強くなってしまっているのかも知れません。
そういった場合、まずは介護職にとって働きやすい職場へ転職してみるのも良いのではないでしょうか。
後ほどご紹介しますが「メドフィット介護」や「介護エイド」は介護職の転職を親身になって支援してくれる最もおすすめの転職支援サービスです。
一方で、介護職を続ける限り、排泄物の処理や腰の痛み、低賃金or希望する日に休みにくいなどと言った事はあると思います。
私は数年間、介護職を始め医療福祉などの転職支援を行ってきましたが、特に介護職は業界的な課題が多く、労働者にしわ寄せが最も溜まっている業界だといえます。
「介護職」であり続ける限り逃れることができない事もあるので、それが嫌なら他の仕事へ転職した方が良いです。
つまり、介護職から転職するべきかどうか?をまとめると、
①職場がブラックなら、ホワイトな職場へ転職するべき
②介護職自体が嫌なら、他業界へ転職するべき
ということになります。
それぞれ転職をうまく進めていく方法を以下で解説していきます。
2.今の職場を辞めたい場合(介護職にとって働きやすい職場に転職する)
介護職を辞めたい理由をよく考えた時に、介護の仕事自体ではなく、まずは今の職場を変えたいと思った方は介護職にとって働きやすい優良な施設に転職をしましょう。
ブラックな施設が多い介護業界ですが、大手などを中心に優良な企業・施設も多く存在します。
ここでは、介護職の転職のコツを解説していきます。
介護業界に強い転職支援サービスを使うこと
介護職の転職で最も重要となるのが、介護業界に特化した転職支援サービスを使うことです。
我流での転職活動は危険です。自分に最適な施設や職場やキャリアプランの提案から、書類作成、面接対策、入社の条件交渉までの一部を代行してもらえる転職支援サービスを活用しましょう。
大手の介護施設は転職支援サービスを複数使って採用活動を行っています。
採用時の選考ポイントや求人票に書かれていない内容(離職率や残業・社風など)を教えてもらうという点でも、転職支援サービスを使った方が格段に転職成功率が上がるはずです。
おすすめの介護職転職支援サービスは大手2社
介護職の転職でおすすめしたいのは大手2社です。
メドフィット介護
メドフィット介護は、介護業界の求人数で業界最大級のサービスの一つ。
条件にぴったりの求人紹介から面接対策・面接同行、給与交渉などをトータルサポートしてくれます。
まずは30秒で簡単に求人リサーチを依頼することができます。
介護エイド
介護エイドは、株式会社サクシードが運営する人間関係の良い職場を厳選して取り扱っている転職支援サービスです。
悪口・いじめ・ストレス・パワハラなどに悩んでいる方は、介護エイドであれば「上下関係が厳しくないアットホームな職場」「新規オープンの施設」「人間関係が理由で離職する人が少ない職場」などを提案してくれます。
また、転職支援サービスには2社以上に登録して比較しながら利用していくのがポイントです。
1社では視野や紹介される求人が少なくなり、3社以上だと(働きながらは)管理が仕切れなくなる可能性があるため、2社が最適です。
ハローワークなどで我流で活動をするのは危険
ハローワークや一般的な求人サイトで転職活動を行うのは時間や手間がかかりますし、
少ない情報や知識の中で判断することになるので危険です。
ブラック企業にあたってしまう事や、ミスマッチが起こる可能性もあるので、使わない方が無難です。
派遣という働き方もある
介護職の働き方は正社員のみではありません。
数年前からは介護の現場でも派遣社員として働く方が増えてきています。
派遣社員は、派遣会社に登録をして、自分の条件に合致する施設で働ける仕組み(雇用形態)です。
正社員と比べて「残業がない(あっても全額支給される)」「高時給である」「土日祝日を休んだり、時短勤務ができる」などがメリットです。
介護職辞めたい理由として上位である、低賃金や勤務時間、勤務日などの悩みを解消できるので、女性を中心に人気が高まっています。
介護職でおすすめの派遣会社は、業界最大手の「介護職の就業・転職は介護専門求人サイトかいご畑」と「きらケア 派遣」です。
きらケア介護は関東のみの対応ですが、両社とも派遣先の企業は異なっているため、まずは各社へ登録(無料です)して求人を紹介してもらうのがおすすめです。
妥協せずに多くの情報を集めて動くこと
介護職を辞めずに優良な施設への転職を目指す場合、妥協せずに多くの情報を集める事がポイントです。
転職支援サービスや求人サイトのスカウト機能、派遣会社などは待っていても希望条件に近い求人を紹介してくれるため、
まずは多くの情報を収集していきましょう。
そうすると転職市場の流れや、自分の希望などもより鮮明に見えてくるはずです。
転職支援サービスを活用すれば自分自身の手間は最小限に抑えることができます。今の仕事を続けて永久的に我慢をするより、一時的な努力で理想のキャリアを目指しましょう。
3.介護職を辞めたい場合(異業種に転職する)
介護職の仕事を辞めたい場合は、他業界に転職をすることになります。
介護の経験を活かせる仕事もありますが、多くが未経験からのスタートになってきます。
ここでは介護職を辞めて異業種に転職する時のポイントを解説していきます。
未経験の転職に強い転職支援サービスを使うこと
まず重要になってくるのが、介護職からの転職(未経験の転職)に強い転職支援サービスを使うことです。
ハローワークや一般的な求人サイトは経験者のみの採用となっている求人が多く、時間を無駄に浪費してしまいがちです。
また、異業種への転職で必要な志望動機や自己PRなどの対策ノウハウなども適切なアドバイスを得られるので転職支援サービスを活用しましょう。
介護職を辞めたい方におすすめなのは以下の大手サービスです。
介護職から異業種への転職なら:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、国内大手の転職支援サービスです。
他の大手と違ってキャリアカウンセラーの育成に力を入れているので、一人ずつ非常に丁寧に転職活動をサポートしてくれます。異業種の転職、介護職からの転職におすすめです。
20代の若手向け:ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代の若手や第二新卒の転職に特化した支援サービスです。
若手や第二新卒で未経験を歓迎する企業を数千社紹介しています。
書類作成や面接対策のサポートも親身に行ってくれるので、通過率が高く無駄な労力も使わずに済みます。
30代以降の男性向け:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内最大の転職支援サービスです。
10万件以上の非公開求人、30万人以上の転職成功ノウハウを持っており、他社を圧倒しています。
20代後半から30代以降の方のキャリアチェンジにおすすめです。
20〜30代以降の女性向け:パソナキャリア
パソナキャリアは国内大手の転職支援サービスです。
女性向けの転職に強く、医療福祉業界向けにもサービスを展開しています。
どの世代にもおすすめなのがマイナビエージェントで、他は年代に寄って得意分野が異なります。
該当する2つのサービスへ登録して転職活動を行うのがおすすめです。
異業種への転職はオファーを受けて間口を広げること
異業種に転職する時にはできるだけ間口を広げることが大切です。
そのために出来るのが「スカウトサービス」へ登録しておくことです。
スカウトサービスと言ってもインターネットで匿名で簡単に登録することができ、企業の採用担当からオファーをもらう事ができます。
転職活動のモチベーションを上げる意味でも、スカウト型の求人サイトへ登録してみましょう。
おすすめなのは国内最大のスカウトサイトである、リクナビNEXTです。
介護職を辞めた後の転職先をイメージする
介護職を辞めた後にどのような仕事がしたいのかイメージをしましょう。
特に人気なのは、事務職、営業職、販売職(サービス職)、企画職です。
細かくは転職支援サービスのアドバイザーに自分の適正を相談してみましょう。
4.介護職を辞めたい・辞めた理由
介護職を辞めた方、辞めたい方にヒアリングをしていると、辞めたい理由として以下が主要な理由でした。
給料・年収が低い
介護職は全体的に給料・年収が低いです。
平均的には26万円前後となっており、他業種に比べると労働量の割に非常に低いです。
3年間働いても給料が1万円しか昇級しないというような施設も多くあります。
将来の事を考えると介護職を辞めたいと考える人が多いです。
残業や休日出勤が多く、休みがない
残業や休日出勤が多く、GWや夏季休暇、年末年始なども休めない職場も多く、残業はサービス残業の施設が多いです。
勤務時間が長いので疲労が溜まったり、仕事へのモチベーションが持てなくなってしまいます。
肉体的・精神的にきつい
介護職の仕事は肉体的にも精神的にもハードな仕事です。
仕事柄、腰を痛めてしまう介護士は多く、施設利用者からの暴言や保護者からのストレスなど、精神的にもキツいです。
利用者よりも介護職の従事者の方が危ない環境に立たされていると言っても過言ではありません。
夜勤がつらい、生活が不規則になる
介護職では夜勤も存在します。夜勤はかなり身体に負担になる働き方なので、生活は不規則になりがちです。
睡眠障害で寝れないという介護職の方もおり、睡眠薬を常用している人も多いです。
職場の人間関係
介護職の仕事自体が非常にストレスを抱えやすい仕事なので、職場の人間関係にもそれが出やすいです。
もちろん人間関係の良い職場も多いことは確かですが、先輩社員のパワハラや上司の理不尽、職場のいじめなどがある施設もあります。
排泄物などの処理
介護職の仕事では排泄物の処理などは避けては通れません。
感染症のリスクなども存在します。
入居者から殴られる、蹴られるなどの暴力を受ける
施設の入居者からの暴力を受ける事もあります。
反応してしまうと虐待や事故などで訴えられるリスクもあり、謝るしかないというケースも多いです。
以上が介護職辞めたいと思う主な理由でした。
他の職業と比べると、その多くが介護職の独特な理由となっており、介護職のつらさを物語っています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
介護職辞めたい・・と思っている方に向けて、
辞めたいと思った時にどうすれば良いのか、転職する最適な方法などをご紹介しました。
介護職の仕事を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。
また、介護職からの転職は『介護から転職するベストな方法・メリット』でも紹介しています。
合わせて参考にして頂ければ嬉しいです。