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記事更新日:2017年03月11日

WordPressは、機能性、拡張性、運用面、セキュリティなど様々な点で総合的に優れたCMS(コンテンツ・マネジメントシステム)です。

そしてWordPressは、GoogleのSEOに関する情報発信者で有名なマット・カッツ氏のブログでも愛用されており、同氏も認めるほどSEOに相性が良いことが特徴です。その理由は、検索エンジンに評価されるサイトの設計・構築が細かく、容易ににできうる点にあります。

そこで今回は、WordPressのSEO対策について、導入、設定、テーマ、プラグインという大きく4つのフェーズで、SEO効果を最大限に引き出す為の方法をご紹介します。

※本記事とは別に『CMSのSEO対策』でもWordPressのSEOに役立つ補足を解説していますので是非ご覧ください。

目次

WordPressの導入時に行うこと

WordPressを使ってWebサイトを構築するには、事前にサーバーとドメインの用意が必要です。まずは構築の前に、確認しておきたいポイントを解説します。

1. ドメインとレジストラ(ドメイン登録事業者)を決める

ワードプレスをインストールしてサイトを始めるには、独自ドメインを使います。
独自ドメインを取得する際には、ドメイン登録事業者を通して行いますが、
ドメインとドメイン登録事業者を選ぶ際、SEO観点ではドメインが使えなくなってしまうリスクを最小限にしておくことを推奨します。

SEOではドメインやページなど、固有のURLに対して評価が蓄積されていくため、ドメインが使えなくなってしまうと大きな損失になります。

そこで確認するべき点は、「取得するドメイン」と「ドメイン登録事業者」の2つです。ドメイン登録事業者が倒産や事業停止をしてしまうと、多くの海外レジストリのドメインはその時点で使えなくなってしまう可能性があります。また、そのような事態に陥った時はトラブルもつきものです。
そのため、ドメイン登録事業者とドメインの選定では以下の2つに注意して選定を行いましょう。

ドメイン、ドメイン登録事業者を選ぶポイント

  • ドメインは、国内レジストリが管理するドメインを利用する
  • ドメイン登録事業者は、事業継続性が高そうなレジストラを利用する
    お名前.com(推奨)

2. サーバーの選定をする

WordPressでサイトを公開するためにはWebサーバーが必要です。多くの場合はレンタルサーバーを使いますが、国内にあり、サーバーの速度(サイトの表示速度)が早いものを選びましょう。
Googleは上位表示の評価基準にサイトの表示速度をあげており、ユーザビリティの観点でもサイトの表示速度は重要となります。

サイトの表示速度が早く、コストパフォーマンスの良いおすすめのサーバーはエックスサーバーです。
価格重視の場合はロリポップがおすすめですが、体感的に分かるほど違うため、エックスサーバーを使用することを推奨します。

レンタルサーバーを選ぶポイント

WordPress導入後の設定について

続いては、WordPressのインストールが完了した後、行っておきたい初期設定について解説していきます。SEO対策はサイトの根幹から施していく必要があるため、方向転換がしにくい性質があります。初期設定はしっかりと行っておきましょう。

3. パーマリンク(URL構造)の設定

パーマリンク設定は、サイトのURL構造を定める設定です。
SEOではページの個々のURLに対しても評価がなされていきます。そのためURLが変わってしまうと、そのページの評価がなくなってしまいます。(評価を引き継ぐ301リダイレクトという方法もありますが、100%引き継げるわけではなく、ページごとに設定する手間もかかってしまいます。)
パーマリンクは初めに設定しておきましょう。

パーマリンクでお薦めする形式は「ドメイン名/%postname%/」です。

4. 投稿ページ、固定ページ、カテゴリページの設定

WordPressをインストールすると、投稿ページと固定ページとカテゴリページのサンプルがそれぞれ1つずつ作成されています。

投稿ページと固定ページのサンプルは不要なので、クローラーにインデックスされる前に削除するかnoindexにしておきます。
カテゴリページはWordPressのサイト内で必ず1つ以上存在しないといけないものなので、使用するカテゴリー名・リンク名に変更をしておきましょう。

5. Webマスターツールを導入する

サイトの構築がある程度完了したら、『Google Webマスターツール』のアカウントを取得してサイトを登録します。
WebマスターツールはGoogle社が提供する、Googleとサイト所有者がコンタクトを取るための無料ツールです。
サイトの検索エンジンへの登録状況から、検索エンジンに自サイトが何回表示されたのかなどのレポートを閲覧できる機能が備わっています。

Webマスターツールへの登録は、Googleアカウントでログインをして所定のテキストファイルをサーバーへアップロードすれば完了します。

Webマスターツールを導入する方法について
ウェブマスターツールの登録と導入方法

6. Googleアナリティクスを導入する

Googleアナリティクス』は、Google社が提供する無料のアクセス解析ツールです。
WordPressでSEO対策を行っていく上で、「ユーザーがサイトへ訪問してきた検索キーワード」や「サイトが検索エンジンに表示された回数やキーワード」を解析できるようにしておきます。

Googleアナリティクスの設置は、GoogleアカウントでGoogleアナリティクスのアカウントを取得した後、サイト内にjavascriptタグを設置します。
タグはサイトの全ページに設置する必要がありますが、WordPressではheaderやfooterなどに共通で埋め込む事ができます。埋め込む方法は「phpファイルに直接書き込む」「テーマで用意されている機能に設置する」「プラグインを使う」のいずれかで設置することができます。

Googleアナリティクスの導入について
Google Analyticsの使い方 – 導入手順とアクセス解析方法

7. robots.txtの設置

robots.txtは、クローラーへどのようにサイトを巡回してほしいかを伝える事ができるテキストファイルです。
robots.txtを設置することで、検索エンジンで上位表示したいページを絞ってクロールしてもらうことが可能です。
上位表示が不要なページ、低品質なページはrobots.txtでクロールをブロックすることで、クローラーの限られたクロールを効率的に集中させることができます。

robots.txtはtxt形式で作成をして、サーバーのルートディレクトリにアップロードします。

robots.txtの設置・活用について
robots.txtの書き方と効果的な活用法

8. コメント・ピンバックの設定

WordPressには記事に誰でもコメントを投稿できる機能と、ピンバック機能があります。ピンバックは、記事中で他のWordPressを利用しているブログへのリンクを貼った際に、貼られた方のブログ記事からもリンクを自動で張り替えしてもらえる機能です。

コメントについては、承認制にすることや、リンクが含まれている場合に承認制にすることなどが可能なので、必要に応じて設定しましょう。ピンバックについても、個人的には悪用されないように無効化しておくことを推奨します。

WordPressテーマ・テンプレートのSEOについて

WordPressテーマのSEO

WordPressでは「テーマ」機能によってサイトのデザイン・外観を構築します。(テンプレートとも呼ばれます。)
デザインの知識が不要で、世界中の無料・有料のハイセンスなテンプレートを利用してサイトのデザインを構築していくことができます。

ここでは、WordPressのテーマを利用する上で確認しておきたいSEOのポイントを解説します。

9. 使用したいプラグインを導入しても干渉しないか?

WordPressのSEO対策は、主に後述する「プラグイン」によって構築していきますが、プラグインと干渉してしまう(同時に使用するとバグが出てしまう)テーマはなるべく使用を避けましょう。

10. テーマの表示速度は早いか?

先述の通り、サイトの表示速度は上位表示やUI・UXに影響するため、テーマにJavaScriptやFLASHが多用されていることで表示速度が遅くないかを確認しておきましょう。テーマにはサンプルサイト(デモサイト)があると思いますので、デモサイトをPageSpeed Insightsなどで速度を確認したり、体感的に遅くないか他のテーマと比較します。

11. スマートフォンに対応しているか?

最近ではスマートフォンからの流入が最も高い比率を占めているサイトが多いのでは無いでしょうか。Goolgeもスマートフォンサイトへの対応はレスポンシブデザインを推奨しているため、テーマはスマートフォンに対応しているものを使用しましょう。

尚、ほぼ全てのWordPressテーマは、マルチデバイスへの対応をレスポンシブデザインで行っているため、デモサイトの横幅をWebブラウザと通して縮めてみれば、スマートフォンやタブレットなどに対応しているかがすぐに分かります。

12. 各ページのtitleタグ、h1タグは最適化されているか?

私は海外テーマをよく利用しますが、「titleタグ、h1タグが各ページ共通でサイト名になっている」「カテゴリーページでそもそもh1タグがない」というテーマが案外多いです。
TOPページ、カテゴリ(タグ)ページ、投稿ページ、固定ページなどのtitleタグ、h1タグの取り扱われ方を事前にソースコードから確認しておきましょう。

テーマの選び方はSEOも勿論のこと、UI、デザイン、機能性、拡張性、セキュリティなども考慮して決めていく必要があります。

WordPressのSEOプラグイン

WordPressのSEO対策でメインとなってくるのがプラグインの活用です。
ここではSEOの効果を最大限に引き出すため、活用するべきプラグインをご紹介します。

13. titleタグ、meta descriptionタグの設定をする

サイトの内部要素でGoogleが重視しているタグに「titleタグ」「meta descriptionタグ」があります。
titleタグは、検索エンジンの検索結果ページに表示されるタイトル文となるもので、meta descriptionタグは、タイトル下の説明文となるものです。

このtitleタグだけで上位表示できるキーワードもありますので、必ず設定したいタグになります。
また、titleタグとmeta descriptionタグはサイト内のページの特徴を端的に表すものなので、サイト内でユニークにしなければなりません。

それらの役割を担うプラグインが『All In One SEO Pack』です。

All In One SEO Packで行うこと①

  • titleタグ、meta descriptionタグを各ページで設定する
  • titleタグ、meta descriptionタグがサイト内で重複しないようにする

14. ページの内容が重複するURLは、canonicalで一つに正規化する

SEOでは、内容が同じようなページ(重複ページ)があると、そのページやサイト全体の評価が落ちてしまいます。
検索エンジンの側からすると、同じような内容のページをユーザーに見せることは、利便性の低下につながるためです。

それ以外でも、重複ページがあることで、クローラーのクロール頻度が重複ページへ分散してしまったり、外部サイトからリンクを受けた評価が複数の重複ページへ分散してしまったりするため、上位表示がしにくくなります。

そこで、重複するページ(URL)をcanonicalタグを用いて1つに指定(正規化)します。canonicalタグは、ページのhead内で、どのURLが正規のものなのかを検索エンジンへ指定するタグです。これもAll In One SEO Packプラグインを使う事によって、簡単に設定することができます。

All In One SEO Packで行うこと②

  • 内容が重複するページは、canonicalタグを設定して1つに正規化する

15. 低品質なページは検索エンジンにインデックスさせない

検索エンジンは、検索ユーザーの誰の役にも立たないようなページ(低品質なページ)は、検索結果に上位表示されないようになっています。また、低品質なページが多いサイトは、「このサイトは低品質なコンテンツが多い」とクローラーに判断され、サイト全体の評価がマイナスになってしまいます。

そのため、検索ユーザーの役に立たないような低品質なページは、検索エンジンにインデックスさせないように設定します。インデックスさせないようにするには、head metaタグで、noindexを指定したタグを設置します。
これも同じくAll In One SEO Packプラグインを使う事によって、設定ができます。

All In One SEO Packで行うこと③

  • 低品質なページはhead metaタグでnoindexにする

16. sitemapXMLを生成・登録する

検索エンジンがサイトをクロールをする入り口の一つとして、XML形式のサイトマップ(sitemapXML)があります。
sitemapXMLは、サイト内のURL・更新情報をXML形式で記述して自社サイト内にアップロードをし、Webマスターツールから登録を行うことで、クローラーが参照してくれるようになります。
WordPressでは『Google XML Sitemaps』プラグインを使うことで、sitemapXMLを簡単に生成することができます。

Google XML Sitemapsで行うこと

  • sitemapXMLを生成してWebマスターツールから登録する

17. パンくずリストでサイトの内部構造を最適化する

パンくずリストは、ユーザーが今サイト内のどの位置にいるのかを分かり易く伝えるためのリンク付きのリストを指します。通常はページの上部に設置されています。

WordPressの場合は、カテゴリー構造の最適化を行った上で、構造化されたパンくずリストを設置することで、主に以下のSEOのメリットが得られます。

  • 上位表示したいカテゴリ(タグ)ページにアンカーテキストで内部リンクを貼ることができる
  • 検索エンジンにサイトの論理構造、意味付け、テーマ性を伝えやすくすることができる
  • 検索エンジンの検索結果ページに、URLの変わりにパンくずリストを表示できる

WordPressのプラグイン『Breadcrumb NavXT』を使えば、簡単に構造化マークアップがされたパンくずリストを設置することができます。

Breadcrumb NavXTで行うこと

  • サイトの各ページに構造化されたパンくずリストを設置する

18.投稿ページに関連記事へのリンクを設置する

SEOでは外部からのリンクの他に、自サイト内部のページ間でリンクを行う「内部リンク」も重視されています。
リンクを貼ると、貼る側のページは利便性が向上します。貼られる側もサイト内部から推薦を受けるため、結果として双方のページにメリットがあります。

内部リンクを行う際には、主に以下の点がポイントになります。

  • 検索ユーザーの役に立つリンクであること
  • 関連性の高い記事に向けて行うこと
  • アンカーテキストに上位表示したいキーワードを自然に含めること
  • リンク前後の文章が、リンク先ページと関連性があること
  • 文章の自然な流れで行うこと

WordPressのプラグインでは『WordPress Related Posts』を使用することで、記事下部などの任意の位置へ関連性の高い記事のレコメンドを設置することができます。

また、『WordPress Related Posts』のみではなく、記事の文章部分からも内部リンクを貼ってユーザーの利便性が向上するような局面が発生すれば、都度手作業で追加をしていきましょう。

WordPress Related Postsで行うこと

  • 投稿ページの下部へ関連性の高い内部リンクを設置する

19. サイトをOGP(Open Graph Protocol)に対応する

OGP(Open Graph Protocol)とは、記事の内容をソーシャルメディアで共有するために定められている共通規格をさします。決められた仕様に則ったOGPタグをHTMLのheadタグ内に設置することで、記事がソーシャルメディアで拡散された際に、自動的にタイトルやメインビジュアル、リンク先などを表示する事ができます。

ワードプレスのプラグイン『Open Graph Pro』を使えば、OGPの設定を行うことができます。

Open Graph Proで行うこと

  • サイトをOGP(Open Graph Protocol)に対応させる

20. ソーシャルメディアのシェア(共有)ボタンを設置する

Googleが定める良質なサイト・コンテンツの定義には、「共有されているか」「リンクされているか」があります。
直接的にランキングの指標には使用されていませんが、共有やリンクをされやすくするために、シェアボタンは必須で設置しましょう。
また、大半のサイト管理者はソーシャルメディアを利用しています。サイト管理者からのナチュラルリンクを獲得するためには、ソーシャルメディアで話題になることが重要です。

WordPressでは『WP Social Bookmarking Light』プラグインを利用することで、簡単にシェアボタンなどを表示することができます。

WP Social Bookmarking Lightで行うこと

  • ソーシャルメディアのシェアボタンを設置する

21. 投稿をソーシャルメディアのアカウントに共有できるようにする

WordPressで投稿を行う際に、ソーシャルメディアのアカウントに投稿の内容を共有できるようにしておくと、自分の関係者やフォロワーへ知らせることができ、自然なリンクの獲得にも貢献します。
また、Goolge+に投稿を共有すると、検索エンジンにインデックスされるスピードも早くなります。

WordPressの投稿内容を簡単にfacebookページ、Twitter、Google+ページに共有できる純正プラグイン『Jetpack for WordPress』の活用がおすすめです。
Jetpack for WordPressを導入すると、投稿を行う前に共有したいソーシャルメディアを選択し、コメントを任意に設定することができます。現在は画像や動画の添付などには対応していませんが、facebookやGoogle+ページは画像もOGP(Open Graph Protocol)によって認識してくれるため、十分使い勝手が良いプラグインです。

Jetpack for WordPressで行うこと

  • ソーシャルメディアアのカウントに自動的に投稿できるようにする

22. コメント欄のスパム対策をする

WordPressのコメントやトラックバックは、何もしないとスパムのターゲットにされてしまいます。
コメントスパムを放置しておくと、SEOの評価も落ちてしまいます。(それ以前にサイトの信用問題にも関わりますが・・)

WordPressプラグインの『Akismet』を使えば、スパム書き込みを公開前にサーバー側でチェックしてくれます。9割以上の大半のスパム書き込みを未然に防いでくれる優秀なプラグインです。
導入にはAkismetの公式サイトからAPIキーを入手する必要がありますが、数分あれば出来るので、必ず設定しておきましょう。

Akismetで行うこと

  • コメント欄のスパム対策を行う

23. カテゴリ・タグページの利便性を上げ、ユニーク化する

WordPressには記事を特定の条件で分類した一覧ページとして、カテゴリーページとタグページが存在します。
このカテゴリーページとタグページは、各個別記事ページからの内部リンクが集中するため、記事ページが増えてきた際に活用できるページです。

SEO内部対策の事例として良く取り上げられるWebサービスの『ジョブセンス』や『アプリヴ』なども、カテゴリページやタグページに該当する性質を持った一覧ページをうまく活用して上位表示しています。

しかし、現在のWordPressは、標準の状態ではカテゴリ・タグページの利便性が低く、SEOでも評価され難いことがあります。そのため、WordPressの『カスタムフィールド』という機能を利用してカテゴリページ、タグページの利便性を上げ、ページのユニーク化を行っていきましょう。

カスタムフィールドは、投稿ページやカテゴリページなどへ、メタ情報を追加することができる機能です。例えばカテゴリーページの使用例では、『カテゴリーページごとに説明文やHTMLを追加する』『カテゴリーページごとにmeta descriptionタグの設定を可能にする』といったことができます。
(※個別記事があまり無い状態だと、カテゴリ・タグページの内容が低品質なページ、重複するページになりやすいため、記事が増えた状態で行うことを推奨します。)

カスタムフィールド機能を利用するには、プラグインの『Advanced Custom Fields』の活用がおすすめです。

Advanced Custom Fieldsで行うこと

  • カテゴリ(タグ)ページごとに説明文や人気記事へのリンク、シェアボタンなどのコンテンツを加える
  • カテゴリ(タグ)ページごとにmeta descriptionタグを設定する

Advanced Custom Fieldsの設定方法
「Advanced Custom Fields」でカスタムフィールドを自由にカスタマイズ!【使い方】

24. リッチ スニペットに対応した目次を設置する

検索エンジンには、検索結果上位に表示されるページに対して『リッチ スニペット』を表示してくれます。
リッチ スニペットは、検索エンジンの検索結果ページに、そのページのコンテンツの概要を表示する仕組みです。ユーザーは、ページの内容を検索結果画面から把握、遷移しやすくなります。

リッチ スニペットは、Googleがサポートする記述形式で『レビュー』『人物』『商品』『会社と組織』『レシピ』『イベント』『音楽』といった分野がサポートされています。

リッチ スニペットと構造化データについて – ウェブマスター ツール ヘルプ

リッチ スニペットが表示されれば、検索結果ページの画面占有率が上がって、多くの場合クリック率の向上が期待できます。WordPressでは多くの方が読み物系のページを作ると思いますが、リッチ スニペットは『記事』にも対応しています。
WordPressでは、『Table of Contents Plus』プラグインの活用がおすすめです。Table of Contents Plusは、hタグから記事の目次を自動的に生成し、リッチ スニペット対応をしてくれます。

Table of Contents Plusで行うこと

  • リッチ スニペットに対応したコンテンツ(目次)を設置する

リッチ スニペットの記述に対応しているかは、Googleが提供する『構造化データ マークアップ支援ツール』でも確認することができます。

25. WordPressを高速化する

ワードプレスの欠点の一つは、サイトの表示速度が遅くなりがちになってしまう点です。サイトの表示速度が遅くなると、先述の通りユーザビリティやSEOに悪影響を及ぼしてしまいます。
そこで、サイトの表示速度を高めるために重要である、キャッシュの対策を行いましょう。

キャッシュとは、Webページの内容をすぐに応答できるように予め準備された状態を保つような仕組みです。WordPressプラグインでは『W3 Total Cache』を使うことで、簡単にキャッシュの仕組みと設定をワードプレスで行うことが可能になります。

W3 Total Cacheで行うこと

  • WordPressサイトの表示速度を上げる

終わりに

今回紹介した設定をすれば、あとは良質なコンテンツさえあれば、検索エンジンからの流入は大幅に伸びてくるでしょう。
良質なコンテンツを作る上で重要となるSEOキーワードの選定については、『SEOキーワードの選定』で解説をしていますので、是非ご覧ください。
WordPressを使われている方、使おうとしている方の参考になれば嬉しいです。

WordPressで最もおすすめのサーバー Xserver

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記事更新日:2017年03月11日

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