インターネット広告のメリット・デメリット【11の広告手法別まとめ】

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記事更新日:2015年06月15日


インターネット広告のメリット・デメリット

インターネット広告は国内の広告市場の中でも第二位の市場規模を誇る広告です。
成長率も業界No1のネット広告ですが、人気の秘密であるメリットは何なのでしょうか。
また、反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
この記事ではインターネット広告のメリットとデメリットをご紹介します。

また、ネット広告と一口に言ってもその手法は11種類以上で多岐に渡ります。
ここでは主要なネット広告手法別にもメリット・デメリットを解説していきます。
ネット広告初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

インターネット広告のメリット

インターネット広告には、大きく5つのメリットがあります。

1.細かいターゲティングが可能

インターネット広告の大きなメリットと言えるのが細かいターゲティングが可能な点です。
地域、年代・年齢、性別といった基本的なデモグラフィックデータから、興味・関心、Web上の行動履歴、検索履歴などのサイコグラフィックデータまで、細かいセグメントに対して広告配信が可能です。
これほど細かなターゲティングが行える手法は他にはありません。

また、最近ではFacebookなどのソーシャルメディアを活用して、家族構成、恋人の有無、出身学校、職種、メールアドレスなど、より個人に近い非常に細かいターゲティングまで行えるようになっています。

アドテクノロジーの発展によっても、ユーザーデータのターゲティング以外でも「広告を何回表示させるか?」「どの広告クリエイティブを表示させるか?」といった事まで指定できるようになっています。

どんなに魅力的な商品を用意しても、それを欲しがっている人でなければ広告を見せても響きません。「誰に見せるか」という点でインターネット広告の精度は非常に高い点がメリットです。

2.高いインタラクティブ性

従来のマス広告やSP広告では、ユーザーが成果に直結するアクションを起こすまでには、「店舗に直接訪問する」「電話で営業時間内に問い合わせを行う」といったハードルが存在しました。

インターネット広告であれば、パソコンやスマートフォン端末を用いて消費者がアクションを起こす事が可能です。
「ネット上ですぐに商品が購入できる」「ネット上で簡単に予約することができる」といったインタラクティブ性の高さがネット広告のメリットです。

※スマートフォン広告については『スマホ広告(スマートフォン広告)の種類・料金まとめ』で主要媒体や料金・種類などをご紹介しています。

3.費用対効果が可視化できる

インターネット広告3つ目のメリットは、投資した広告費用に対する効果がROI、ROAS、CPAなどの指標で可視化できるようになった点です。従来のマス広告やネット広告では、アンケートを用いて「認知」に関する効果測定は行われてきましたが、成果に対する効果測定を行うことは困難な手法が大半でした。

インターネット広告では、購入や申込みなどの成果を広告別にトラッキングすることが可能なので、配信した各広告ごとの費用対効果を測定することができます。これにより認知施策を行うことが難しい中小企業なども手軽に広告を出稿することが可能となりました。

広告ごとの費用対効果が分かれば、これまで無駄だと分からなかった広告掲載を辞めることができたり、獲得効果の高い広告の掲載をより増やしたりと、より効率的に集客を行うことができます。

4.広告主の都合で広告配信が可能

インターネット広告は、広告主の都合で柔軟に広告の配信や変更、停止を行うことができる点もメリットです。
急なキャンペーンや企画の実施、広告クリエイティブの変更などは、従来のマス広告やSP広告では実施すること自体が困難であり時間を要するものでした。

ネット広告であれば各種管理画面を使うことで、広告の配信停止や強化・縮小から、広告クリエティブ・ランディングページの差し替えなど、柔軟に対応することが可能です。媒体から広告主に主導権が移ったと言えます。

5.手軽に広告掲載ができる

申込から広告掲載までが手軽に、短期間で行える点もメリットの一つです。
従来の広告では実施に数ヶ月前からプランニングを練ったりする必要がある広告もありましたが、ネット広告であれば、最短で即日に広告掲載が可能です。長いものでも2週間ほどで広告掲載することができます。

準備に必要なものも広告クリエティブ(テキストやバナー)とランディングページ(広告の飛び先となるページ)が主で、その他は簡単な設定で済むことができます。

    

インターネット広告のデメリット

インターネット広告には従来のマス広告、SP広告では実現できない様々なメリットがあることが分かって頂けたかと思いますが、反対にネット広告のデメリットは何なのでしょうか。数少ないデメリットについても2つご紹介します。

1.世界中が競合になり、競合と比較されやすい

インターネット広告の数少ないデメリットの一つは、世界中の商品・サービスが競合となる点です。
従来の広告であれば「地域」という参入障壁がありましたし、広告を打ってしまえば他の製品と比較される機会もあまりありませんでした。しかし、インターネット広告ではどの広告も競合と比較が簡単に行えてしまいます。

リスティング広告では検索結果ページに広告が一覧で表示されますし、ユーザーはWebブラウザでいつでも簡単に他の製品の情報を調べることができてしまいます。

そのため、ネット広告で成果を上げるには製品自体の魅力や、魅力を伝える表現方法が重要となります。他社の製品と比較されて負けてしまう製品だと、「比較してから購入するユーザー」に対しては特に販売がしにくくなります。

2.運用に手間と知識が必要である

インターネット広告のもう一つのデメリットは、運用に手間や知識が必要になる点です。
ネット広告は「運用型広告」と呼ばれるほど運用が主体の広告になります。従来の広告では広告を掲載するまでが業務の大半で、掲載してからは掲載終了を待ってから効果測定を行なっていました。

インターネット広告では効果測定がリアルタイムで可能なため、1日~数日おきに分析・改善のPDCAサイクルを回すことで費用対効果の改善を図る必要があります。運用ではユーザーや商材の特性を理解した上で様々な機能を使いこなしていき、広告クリエイティブやランディングページの改善までも行なっていく必要があります。
それら一連の運用について、知識と時間を要する点がデメリットになる方も多いと思います。

ネット広告の手法ごとのメリット・デメリット

ネット広告の手法ごとのメリット・デメリット

ネット広告の配信手法は大きく分けると11種類以上が存在します。ここでは、もう少し踏み込んで各広告手法ごとのメリット・デメリットについて解説をしていきます。
(※各広告手法についての概要は『インターネット・Web広告11の種類と比較』で、料金・費用は『インターネット広告の料金一覧|相場や媒体まとめ』をご参考ください。)

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページに、検索キーワードと連動して広告を掲載するタイプの広告です。
参考:リスティング広告とはリスティング広告のメリット・デメリット

メリット

  • 購買意欲の高いユーザーを集客できる
  • 様々なターゲティングでユーザーを絞り込んで配信を行える
  • 広告費さえ払えばすぐに広告掲載ができる

デメリット

  • 他社の広告と比較検討されてしまう
  • 顕在顧客向けのため、規模に限界がある
  • 細かい運用が必要である

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、広告主の商品・サービスが実際に成約に至った場合に費用が発生するタイプの広告です。
参考:アフィリエイト広告とはアフィリエイト広告11のメリット・デメリット

メリット

  • 費用対効果が高い(実際に成約した場合だけ費用を支払えば良いため)
  • Web経由のコンバージョン以外にも、直接の電話や来店の成果が期待できる
  • 多数のアフィリエイトサイトに商品が掲載されるため、認知効果が期待できる

デメリット

  • パートナーサイトが増えて成果が上がるまでには期間を要する
  • 商材によっては不正行為を防ぐ運用が必要である
  • EPC(1クリックあたりのアフィリエイトサイト側の利益)が低いと他社の広告に切り替えられてしまう場合もある

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告は、多数のWebサイトやブログの広告枠をネットワーク化し、それらのサイトを様々なセグメント・ターゲティング手法により広告配信が行えるタイプの広告です。

メリット

  • ターゲットユーザーが閲覧していそうなWebサイトへピンポイントに掲載できる
  • 自社に訪問したことのあるユーザーへ広告配信が可能
  • 1度に大量のリーチ獲得が可能

デメリット

  • リスティング広告に比べるとオーディエンス配信の獲得効果は劣る場合が多い
  • 3割以上が不正クリックとも言われている
  • Webサイト上の広告をクリックしないユーザーにはアプローチできない

DSP

DSPは、複数のアドネットワーク・アドエクスチェンジへ横断的に広告配信が行えるツール、又はそれらの広告配信先です。
参考:DSPとはDSPを活用するメリット

メリット

  • アドネットワークより大量のリーチ獲得が可能
  • グローバルフリークエンシーを活用することも可能
  • アルゴリズムで運用の自動化が可能

デメリット

  • DSPを利用する分の手数料が上乗せされる
  • 多くのDSPで最低利用料が定められている
  • 費用対効果を高める為の事例や知見があまり蓄積されていない

ソーシャルメディア広告

ソーシャルメディア広告は、FacebookやTwitter、Google+などソーシャルメディア上で情報を伝達する仕組みを備えた広告です。

メリット

  • バイラル(短期間で膨大なトラフィック)を起こすことが可能
  • 国内ではまだCPCが低い傾向にある
  • ソーシャルメディアのファンを効率的に増やす事ができる

デメリット

  • バイラルを引き起こすには良質なコンテンツが必要である
  • SNSの特性上コンバージョン率が低い傾向にある

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、その広告掲載メディアのコンテンツであるかのように見える自然な(広告に見えない)広告です。

メリット

  • 視認性が高い
  • 実際に広告の内容を読んでからサイトに訪問してもらうことが可能
  • バイラルや口コミがされやすい

デメリット

  • コンテンツを制作する費用や手間が必要
  • 広告単価は高い傾向にある

掲載型広告

掲載型広告は、他のWebメディアやポータルサイトに自社のデータを掲載してもらうタイプの広告です。

メリット

  • 購買意欲の高いユーザーを集客できる
  • 自社で運用をしなくても掲載先メディアが集客を行なってくれる
  • 自社の掲載コンテンツへ遷移するまでにある程度フィルタリングされるため費用対効果が高い

デメリット

  • 掲載先サイトの形式に合わせたコンテンツが必要
  • 他の広告と比較検討されてしまう

純広告

純広告は、特定のWebサイトへ一定期間掲載するタイプの広告です。

メリット

  • ADNWやSSPを導入していないWebサイトへ広告掲載が可能
  • 交渉によってはIMP単価を安価に抑えることができる
  • 媒体側との交渉がしやすい

デメリット

  • 視認性が高い
  • 実際に広告の内容を読んでからサイトに訪問してもらうことが可能
  • バイラルや口コミがされやすい

動画広告

動画広告は、YouTubeやニコニコ動画などの動画サービスや、Webサイトへ掲載される動画型の広告です。

メリット

  • テキストやバナーでは伝えられないリッチな訴求が可能
  • 認知やブランディング効果が高い

デメリット

  • 動画を制作するコスト・労力が発生する

メール広告

メール広告は、ある媒体やサービスがメールアドレスを収集したユーザーに対して、メール形式で送信される広告です。

メリット

  • ユーザーがWebサイトに訪問しなくてもプッシュ配信することができる
  • メール形式なのである程度の視認性が期待できる
  • ユーザーの携帯端末に残るので後からの訪問が期待できる

デメリット

  • 1通あたりのコストは他のWeb広告に比べて高い
  • 商材にもよるがクリック率は低い傾向にある

SEO

SEOは検索エンジン最適化の略称で、検索エンジンのオーガニック枠(無料枠)に上位表示するなどして、検索エンジンからのトラフィックを最大化させるための施策、活動です。

※SEOは広告ではありませんが、Webマーケティングの手法としては非常に用いられるため、便宜上記載しています。

 参考:メリット、基礎

メリット

  • 広告費なしで見込み客からの安定的なトラフィックを確保できる
  • 購買意欲の高いユーザーを集客できる
  • 広告は出稿期間が終了すれば終わってしまうが、SEOは自社のコンテンツが資産として蓄積される

デメリット

  • 良質なコンテンツや内部改善に手間がかかる
  • ある程度安定したトラフィックが得られるようになるまで時間がかかる

費用対効果の高いネット広告手法と媒体は?

インターネット広告のメリットとデメリットについて解説をしましたが、「ネット広告の手法や媒体は多いけど、どれが一番費用対効果が高いの?」と思われる方も多いと思います。

多くのビジネスにおいて現状、費用対効果の高いネット広告手法をご紹介します。多くのビジネスでまず始めに活用を検討するべきなのは、以下の3つのです。

リスティング広告
Yahoo!プロモーション
レモーラリスティング

アフィリエイト広告
A8.net

バリューコマース
nend

掲載型広告
楽天市場(EC・販売)
ホットペッパー(店舗・サービス業)
ジョブセンス(求人)

ネット広告の効果、費用対効果については『ネット広告の効果|効果の高い理由と媒体まとめ』でもご紹介しています。

以上、インターネット広告のメリット・デメリットのご紹介でした。

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記事更新日:2015年06月15日


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