美容師・アシスタントを辞めたいと思ったらやるべきこと
美容師を辞めたい。
美容師アシスタントを辞めたい。
そう思っている方も多いと思います。
美容師の仕事は「低賃金で激務な仕事量」「手荒れや腰痛」「店長と合わない、パワハラがある」など、過酷な点も多く、離職率も非常に高い仕事の一つです。
そこで今回は、これまでに美容師の転職を支援してきた経験を持つ筆者が、美容師を辞めたいと思った時にどのようにすれば良いのかを解説していきます。現役美容師の方、美容師アシスタントの方はぜひご覧ください。
目次
- 1.美容師を辞めたいと思ったら
- 2.美容師やアシスタントを辞めたい場合、転職で必ずやるべきこと
- 2-1.ハローワークは使わずに転職エージェントを使うこと
- 2-2.美容師が異業種へ転職する際におすすめの転職エージェントは?
- ①国内最大級の求人数&転職成功実績。まずは登録しておきたいリクルートエージェント
- ②転職が初めての方におすすめのマイナビエージェント
- ③関東地方で若手の転職ならtype転職エージェント
- ④女性の転職に強いパソナキャリア
- ⑤第二新卒の転職に最も強いハタラクティブ
- ⑥紹介予定派遣から正社員になるスタッフサービス
- ⑦美容業界の転職ならリジョブ
- 2-3.美容師の転職には3社以上のエージェントを使うこと
- 2-4.スカウト型の転職サイトにも登録しておくこと
- ①日本最大級のスカウト流通数のリクナビNEXT
- ②国内売上高2位人材会社パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)の運営するdoda
- 2-5.フリーターには絶対になってはいけない
- 2-6.転職を決意したらできるだけ早めに動くこと
- まとめ
1.美容師を辞めたいと思ったら
美容師は入れ替わりの激しい仕事の一つでもあります。
これをご覧になっている美容師やアシスタントの方を含め、美容師を辞めたいと思う理由は大きく以下の点があげられます。
- アシスタント・見習いで、パシリや暇が辛い。
- 低賃金で激務、将来への不安がある。
- 手荒れや腰痛が酷く、続けることが困難である。
- 店長と合わない、店長や先輩からパワハラがある。
美容師を辞めたいと思った時は、自分の仕事やキャリアについて考え直すタイミングです。
美容師アシスタントを1〜3年続けてスタイリストデビューをしても、高い収入を得られるのはほんの一握りです。
自分がそこを本当に目指したいのか、安易な気持ちで美容師を目指していないか(美容師の仕事をしていないか)よく考えてみましょう。
1-1.美容師から他業界の転職はできる
美容師が他の業界・職種への転職はできるの?と不安に思われる方も多いのですが、
美容師が他の仕事へ転職することは充分可能です。美容師の経験は他業界の仕事でも役立ちます。
お客様とのコミュニケーション能力は営業や接客・販売などに活かすことができますし、
美容の専門知識は美容商材企業やクリエイティブ関連の仕事、エステ、ネイリスト、美容部員などの仕事でも役立ちます。
美容師から全くの異業種へ転職される方も多く、若ければ若いほど美容師を辞めても転職先の選択肢は多いです。
いずれにしても、異業種・異職種への転職はできる限り早めに動くことが大切です。
1-2.転職することで何を解決したいのか考える
仕事は生活の中で大半を占めるものです。
転職をし、仕事を通じて何を解決したいのか、どのような仕事人生を送りたいのかを考えましょう。
例えば以下のようにです。
「低賃金で激務」→「適正な給料と労働環境がほしい」
「パシリや暇がつらい」→「OJTが充実した環境で自分の成長になる仕事をしたい」
何がしたいのか、どのような人生を過ごしたいのかという事はすぐにでる答えではありませんが、
考え続けながら日々の仕事をしていくことで、自分の目標や理想に近づくことができます。
2.美容師やアシスタントを辞めたい場合、転職で必ずやるべきこと
ここからは、美容師を辞めて転職をする際に、失敗せずに転職するために必ずやるべき事を解説していきます。
転職活動には準備と計画が非常に重要となります。転職活動を始める前にぜひ目を通してみてください。
2-1.ハローワークは使わずに転職エージェントを使うこと
美容師を辞めると転職先は「企業種」かつ「異職種」の転職になります。
美容に関連する仕事にするにせよ、未経験者歓迎の企業で、かつ美容師のキャリアを活かせるような仕事、企業がベストです。
そのような希望を叶えるには、ハローワークで求人を自分だけで探していても限界がありますし非効率です。
転職エージェントを使うことで、美容師が転職しやすい業界、職種、企業を自分の希望になるべく合う範囲で紹介をしてくれますし、
転職で必要となる履歴書・職務経歴書の作成や、面接対策、志望動機や自己PRの手伝いなども場合によっては行ってくれます。
2-2.美容師が異業種へ転職する際におすすめの転職エージェントは?
美容師やアシスタントの方が異業種、異職種へ転職する際におすすめの転職エージェントは以下の通りです。
また、エージェントには最低3社以上に登録しておくことが必須です。紹介される求人やアドバイスの内容が異なります。
①国内最大級の求人数&転職成功実績。まずは登録しておきたいリクルートエージェント
リクルートエージェントは、日本最大の転職エージェントです。
「紹介できる求人数が10万件以上」「転職成功実績は30万人以上」という圧倒的な実績をもっています。
転職のノウハウや企業の求人票に載っていない情報も多く蓄積しているので、転職成功確立を限りなく高めてくれるエージェントです。
②転職が初めての方におすすめのマイナビエージェント
『マイナビエージェント』は、マイナビグループが運営する国内大手の転職支援サービスです。
「はじめての転職、2回目の転職」に強いのが特徴で、一人ずつ丁寧にじっくり時間をかけて転職サポートをしてくれるのがウリです。
異業種への転職にも強く、「はじめての転職でどう進めていいのか分からない」という美容師の方におすすめしたいです。
③関東地方で若手の転職ならtype転職エージェント
『type転職エージェント』は、東証一部上場キャリアデザインセンターの運営する転職エージェントです。
関東の一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)のみのサポートですが、20代の若手向けの求人に強いのが特徴です。
また、未経験で異業種・異職種へ転職したい美容師やアパレル職の支援にも強いため、関東にお住まいの方はぜひ登録しておきたいサービスです。
④女性の転職に強いパソナキャリア
『パソナキャリア』は、パソナグループが運営する正社員向けの転職エージェントです。
事務職やサービス職、オフィスワークなどの女性の転職に強いのが特徴です。
美容師を辞めたいと思っている女性の方におすすめです。
⑤第二新卒の転職に最も強いハタラクティブ
『ハタラクティブ』は、第二新卒・既卒に特化して転職・就職支援を行うエージェントです。
「未経験、第二新卒を採用したい」という企業のみを4000社ほど紹介しており、国内では最大規模です。
美容師やアシスタントになって1年未満の方などに、特におすすめです。
⑥紹介予定派遣から正社員になるスタッフサービス
『スタッフサービス』は、日本最大級の人材派遣会社です。
派遣の求人数は全国でも最大規模で、特に事務や総務などのオフィスワーク職に強い点が特徴。
未経験からでも紹介予定派遣(正社員の雇用を前提とした派遣社員)で優良企業への事務やオフィスワーク職の転職が狙えます。
会員登録時に希望条件を登録しますが、それらの条件に沿った求人をマイページで随時紹介してくれます。
「いきなり異業種で正社員で就職するのが不安」という方や、「保険として紹介予定派遣の求人も見ておきたい」という美容師、アシスタントの方におすすめです。
⑦美容業界の転職ならリジョブ
『リジョブ』は、美容業界の転職に特化した求人サイトです。
転職支援のサービスは行っていないのですが、エステ、ネイリスト、アイリスト、美容部員などの分野なら業界最大級の求人数を誇ります。
美容師やアシスタントから比較的転職がしやすい美容業界に興味のある方は、こちらも合わせてウォッチしておくと良いと思います。
2-3.美容師の転職には3社以上のエージェントを使うこと
美容師を辞めて異業種・異職種へ転職をする場合は、エージェントには3社以上へ登録しておくのが必須です。
エージェントによって紹介される求人やアドバイスの内容が異なる点が最大の理由で、1社のバイアスが掛かった状態で転職を進めていくより、妥協せず転職先を決めるために複数のエージェントを活用しましょう。
また、エージェントによって繁忙期が異なったり、担当者との合う・合わないという点もあります。全てのエージェントがこま目に連絡をくれるわけではありません。
そういったことを総合すると、最低でも3社以上のエージェントに登録しておくことが美容師を辞めて異業種に転職を成功させる上では重要となります。
2-4.スカウト型の転職サイトにも登録しておくこと
転職サイトの中には、企業側が転職希望者の経歴やスキルを見てスカウトメールを送るタイプのものもあります。
転職希望者は匿名で転職サイトに登録をしておけば、「面接確約します」といったスカウトを受けることができます。
その中で良い会社があれば面接に進むこともできますし、自分の市場価値を把握したりモチベーションを高めるのにも有効です。
おすすめのスカウト型転職サイトは以下です。
①日本最大級のスカウト流通数のリクナビNEXT
『リクナビNEXT』は、リクルートグループが運営する国内最大級の転職サイトです。
スカウト流通数は最大規模で、同サイトにしか掲載されていない求人は全体の8割以上に上ります。
エージェントを利用していない優良な企業も多く掲載されており、簡単に登録できるので最もおすすめです。
②国内売上高2位人材会社パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)の運営するdoda
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する転職サイトです。
エージェントとしての機能や転職サイトとしての機能も持ちながら、スカウト機能も充実しています。
リクルートグループとは違った企業のネットワークを有してるので、こちらも登録しておくべき転職サイトです。
できれば上記2つのサイトにも登録をしておきましょう。
意外と企業からのオファーがあることに驚くと思います。
2-5.フリーターには絶対になってはいけない
美容師の仕事が辛くても、すぐに辞めてフリーターになることは可能な限り避けてください。
履歴書に大きな空白ができてしまうと、次への転職のハードルが上がってしまいます。
自分の選択肢を狭めないためにも、できるだけ転職先を決めてから美容師やアシスタントの仕事を辞めるようにしましょう。
2-6.転職を決意したらできるだけ早めに動くこと
美容師を辞めることを決意した方、迷っている方、どちらにしても転職活動は早めに動いてみることが大切です。
転職は20代が最も有利で、20代の中でも若い方が転職先の選択肢は多いですし、転職してからキャリアアップしていく点でも早く転職をした方が良いです。転職を考えているなら早めに動いてみましょう。
美容師を辞めたいと思っている方は、以上の事を念頭に置いて転職活動をはじめていきましょう。
まとめ
美容師を辞めたいと思ったら、まずは自分のキャリアについて考え直してみましょう。
美容師の仕事を辞めたとしても、どんな仕事においても一人前になるまでの厳しさはあります。
辞めて転職をしたいと思っている方は、今回ご紹介した方法を参考にして頂ければ嬉しいです。
また、美容師から転職は『美容師から転職するなら【保存版】男女でベストな方法』でも方法を解説していますので、あわせて参考にして頂ければ幸いです。