アパレルから転職|向いている7つの職種と転職方法まとめ
「アパレルから転職したい」と思われている方や「アパレルから転職するべき?」と悩んでいる方も多いと思います。
「給料が低い」「土日に休めない」「一生は続けられない」といった悩みは、多くのアパレル販売員が抱えていることです。
今回は元アパレル販売員から転職した私が、アパレルから転職を考えている方に向けて、
- アパレルからの転職に向いている職種
- アパレルから転職するメリット
- アパレルから転職する方法
をご紹介します。転職を考えられているアパレル販売員や店長の方は、ぜひ参考にしてみてください。
アパレルから転職ってできるの?
アパレル業界での経験しかないけど、実際にアパレルから転職ってできるの?と思われる方も多いと思いますが、アパレルからの転職は十分可能です。
~20代までは社会人として働いていた経験があるだけで、多くの業界で未経験でも仕事を選んで転職することができます。
30代以降でも経験を活かせる職種(サービス業、事務、企画職、営業職など)であれば十分転職は可能です。
アパレル販売員は、コミュニケーション能力が高い、チームワーク(協調性)がある、営業力(セールス力)がある、忍耐力があるといった特徴があるので、左記に上げた業界の多くの企業で必要とされる人材です。
アパレル業界から転職したい!と考えている方は、今から行動に移しましょう。
アパレルから転職をする方法
アパレルから転職をする際は、転職サービスの活用をしましょう。
仕事をしながら一人での転職活動は、非常に負担がかかってしまい現実的ではありません。
辞めてからの転職ではリスクが高く再就職がし難い場合もあるので、今の職場に努めている最中に転職活動は行っておくべきです。
転職サービスを活用すれば、条件に合った求人を調べあげる作業、履歴書・エントリーシートの作成、面接までのアポイント、待遇面の交渉など、様々なサービスを無料で受けることができます。
自分一人で求人を探すところから内定をもらうところまでを行うのは非効率で、良い会社に転職できない事がほとんどです。
アパレル販売員は平日は忙しいので、転職サービスを活用して手間を減らしましょう。
アパレルからの転職におすすめの転職サービスは?
アパレル業界から他業界へ転職する際の転職サービスを選ぶポイントとしては、「未経験で他業種への転職がしやすい(経験者やプロフェッショナル向けのサービスではない)」「アパレルからの転職に向いている(事務、経理、企画、営業、サービス業など)の取り扱い求人数が多い」というのが選ぶポイントです。
・①関東の一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)にお住まいの方について
おすすめの転職サービスは、東証一部上場企業のキャリアデザインセンターが運営する、type転職エージェントとdodaです。
・②関東一都三県以外の地域にお住まいの方について
おすすめの転職サービスは、国内最大の人材会社であるパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営するdoda(デューダ)に加え、リクルートエージェントとスタッフサービスグループが提供するミラエールがおすすめです。
・スタッフサービス「ミラエール」
それぞれのサービスを活用するメリットをご紹介します。
①type転職エージェント
type転職エージェントは、国内最大規模の転職支援会社です。
アパレルから転職する際にtypeが他サイトより優れている点は、
- 20代〜30代の若手や女性向けの転職に強い
- 給料が低い、残業が多いなど職場の不満を解消してくれる転職に強い
- キャリアカウンセラーが一人に使う時間が他社より長いので、異業種の転職も安心して検討できる
- 関東一都三県に特化しているので、そのエリアの転職に非常に強い
といった特徴があり、アパレル業界からの転職にはベストなサービスです。
②doda(デューダ)
doda(デューダ)は、日本最大級の転職支援サービスです。
アパレルからの転職で同社を活用するメリットは、
- 国内最大の求人数(10万件以上)なので首都圏も地方にも強い
- アパレルからの転職で人気の事務職や企画職にも広く強い
- 高い転職成功実績のノウハウを活かし、異業種・未経験の転職に非常に強い
- 面接対策や条件交渉などもプロが対応してくれる
まずは各サービスへ会員登録をして、気になる業界で条件に合う求人を紹介してもらったり、情報収集していくのがオススメです。
typeとdodaに加えて、早く転職を成功させたい人はリクルートエージェントも活用するのがおすすめです。
また、事務職の仕事に就きたい方は、若年層が未経験でも事務職の正社員として働くことができる以下のサービスもおすすめです。
③スタッフサービス ミラエール
スタッフサービスのミラエールは、スタッフサービスの社員として派遣される仕組みの、若年層向け常用型派遣です。
常用型派遣における就業人数実績はNO.1で、従来の派遣社員とは下記の点で異なります。
- 月収制、ボーナス有り、昇給有り、交通費支給、残業手当支給
- 雇用形態が無期限なので、収入が途絶える心配なし
- メールや電話のビジネスマナーから、エクセルやワードのパソコンスキルまで全て無料の研修制度あり
- 産休育休も取得可能、福利厚生が充実◎
全体の約75%が、販売サービス職や営業職など事務職未経験からスタートしているので安心できます。
キャリアチェンジを検討している方、長く安定した事務職を目指す女性の方におすすめです。
アパレルからの転職で向いている職種
アパレルからの転職でも、特に向いている職種・働き方を6つ紹介します。
1.事務
アパレルから事務への転職は最も多いケースです。
事務の仕事の特徴は、残業がない(少ない)、接客をあまりしなくて良い、事務のスキル(PCスキル全般)を身につけられる、といったメリットがあります。
結婚・出産などで一度社会人を辞めてからでも、事務の経験とスキルがあれば再就職しやすいのも利点です。
2.総務、経理
経理や総務も、事務に次いで人気の職種です。特徴としては、高時給(経理の場合)、決算期や締め日など以外は早く帰れる(経理の場合)、辞めてから転職がしやすい、人と関わることができる(総務の場合)といった点が上げられます。
経理では簿記検定、総務では秘書検定などの資格も働きながら覚えて所得することができるので、将来のキャリア的にも良い職種です。
3.企画
企画職はビジネス的なことをしたい方に向いています。
「毎日販売の仕事ではつまらない」と感じる方に向いています。企画職は様々な部署と連携して仕事をしていくので、コミュニケーション能力やチームワーク(協調性)も活かすことができます。
ただ具体的な資格取得もなく、その会社でしか役に立たない仕事も多いので、結婚・出産後も同じ会社で働くことを見据えた方が良いでしょう。
4.営業
営業職の特徴は、給料が高い傾向にある、人と接することができる、というメリットがあります。(反対に、残業があったりノルマがあるというデメリットも有り)アパレル販売員のコミュニケーション能力や交渉能力を活かせる仕事なので、人と話す事が好きな方に向いています。
5.アパレルメーカー(服を作ることに関する仕事)
服を売る側ではなく、作る側に回るという方法もあります。アパレルメーカー本社の商品企画やマーケティング、事務などが該当します。
好きな洋服の仕事ができ、アパレル業界の知識も活かすことができるので、ファッションに関わる仕事は続けたい!という方は向いている仕事です。
6.アパレル以外の販売・接客・サービス業
同じ販売・接客・サービスの仕事でも、アパレル以外に転職するという方法です。サービス業には様々な種類が存在するので、後述する転職サービスで紹介してもらうのがベストです。
人気職種としては、公式キャリアの携帯販売や、ブライダル、美容系(エステサロン、医療スタッフ)などが上げられます。
アパレルから転職する10のメリット
アパレルから転職をするメリットについて、私が実際に転職したときに感じたものをまとめてみました。
1.将来のキャリアに役立つ
アパレル販売員は働ける年齢に限界があります。
30代後半を過ぎてからも働きたい場合は、エリアマネージャークラスになるか、運営側に回るかをしなければなりません。
それでも土日に休めなかったり、給料が低かったりと、将来のキャリアを意識すると続けるような仕事ではないな、と思っている人も多いと思います。
20~30代前半のうちにアパレルから転職をし、異なる業界でキャリアを積んで方が後々役に立つことは事実です。長期的に働いていたい人や、子育てと仕事を両立したい方は、働きやすい業界に早めにキャリアチェンジをしておくと有利です。
2.土日祝日に休むことができる
アパレルの販売店は基本的に365日営業しています。
(百貨店やショッピングモールに入っている場合は、そのファッションビルに準ずる場合が多い)
平日より土日祝日の方が店舗も混雑するので、アパレル販売員は基本的に土日祝日の休みはあまり取ることができません。
上下関係上、上司や先輩から希望休を出す場合が多く、新卒やキャリアの浅い人ほど土日の休みは殆ど取ることができないでしょう。
アパレル販売員から転職することで、土日祝日がお休みの仕事を選ぶことができます。彼氏・彼女や友人との予定も格段に立てやすくなるのは本当に嬉しいです。
3.年末年始、GW、お盆などにも休むことができる
アパレル業界は年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は商戦期です。
特に年末年始は非常にハードで、帰ったら寝るだけという人も多いのではないでしょうか。
アパレルから転職すれば、世間と同じように、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆などはゆっくり休むことができます。帰省したり旅行に出かけたりすることができるのは嬉しいです。
また、海外旅行に行きたい時なども、土日と有給を合わせる事で、まとまったお休みを取りやすいです。
4.手取りで1.5~2倍の給料をもらうことができる
アパレル販売員の給料は、正社員でも手取りで13万円前後と非常に低いです。
エリアマネージャークラスになったとしても手取りで30万円以下です。一人暮らしも難しいですし、残業も多いので時給換算するとアルバイトより低いんじゃ…と思っている方も多いはず。
アパレルから転職すれば事務や企画、営業職などは、給料は手取りで1.5~2倍は増えると思います。
5.賞与も2倍以上はもらえる
アパレル業界は賞与(ボーナス)も少ないです。もらえる企業でも、一桁(10万円以下)という企業は多いと思います。
アパレルから転職することで、一般の企業であれば月収の1~4倍程度のボーナスがもらえるので、賞与も2倍以上貰えるケースが多いと思います。
6.長時間の残業からも開放される、残業代がもらえる
アパレル販売員は残業も長時間の登る場合が多いです。
特に遅くまで営業している百貨店やショッピングモールに入っている店舗だと、22時以降までもザラにあるでしょう。それなのに残業代が出ない会社も多いです。
アパレルからの転職で、オフィスワークなどは残業がほとんど無い企業も多く、残業代も手当に含まれているか貰えるケースが多いです。
7.一日中立ち仕事から開放される
アパレル販売員は1日の多くの時間は立ち仕事です。
休憩時間以外はほとんど立ちながらの仕事なので、足腰がつらいですよね。アパレルから転職することで、多くの場合は座りながら仕事をすることができます。(今度は眠さとの戦いになりますが・・・)
8.他のブランドの服も購入する余裕ができる
アパレル販売員は、自社ブランドの洋服を着て接客をすることが義務付けられている場合が多いと思います。好きなブランドであれば一般の金額の50~30%割引で購入することができるので良いのですが、それでも他ブランドの洋服を買う余裕はほとんどありません。
アパレル販売員から転職することで、他の好きなブランドの洋服も購入する余裕ができます。
9.異性との出会いがある
アパレル店舗は女性だけ、男性だけという店舗も多いと思います。
メンズであれば女性店員もいますが、レディースに男性がいるケースはほとんどありません。百貨店によっては、百貨店が交流に力を入れるスタンスであったり、休憩室が男女混合の場合は出会いも稀にありますが、多くの場合は無いでしょう。そのため異性との出会いがあまり無い業界です。
アパレルから転職することで、異性の多い職場で働くこともできます。
女性だけの職場だと、人間関係がギスギスしていることも多かったりするので、異性が多い方が良いと感じる方も多いはず。
10.異動をしなくて良い
アパレル業界は店舗の閉店・開店が多い業態で、最近ではインターネットやグローバル化の波に飲まれて倒産するブランドも多くなっています。そのため店舗異動も頻繁にある業界です。
給料が低いのでひとり暮らしは難しいですし、自宅から遠くの店舗に異動させられた場合は通勤もつらいですが、アパレルから転職することで、本社勤務のみの仕事も多く、異動の心配がなくなるケースも多いです。
終わりに
いかがでしたか?
アパレル辞めたい!と思われている方や、アパレルから転職を考えられている方は、ぜひ参考にして頂ければ嬉しいです。
やっぱりアパレル業界内で転職をしたいという方は、正社員・中途社員なら『アパレル業界の転職求人サイトランキング』を、派遣社員なら『アパレル派遣会社ランキング』をご参考ください。