英語の面接対策【転職】自己紹介や志望動機から良くある質問への例文まで
面接のための準備に時間を掛けることはとても大切です。どれくらいの時間を割いたかは、回答や質問に現れます。経験やスキルといった適性よりも、その準備の度合いは合否を左右するものとなるでしょう。
英語でも日本語でも基本的なことは同じです。
この記事では日系と外資系、日本語と英語の面接時に好まれる印象の違いへの対処法についてご説明します。
英語の面接では明確さも大切です。日本語をそのまま訳すだけでは通用しません。英語での質問の例や、自信と意欲の伝わる回答方法をご紹介します。
目次
1. 採用者の視点にシフトする
求人に応募する際に最初に考えるべきなのは採用者の視点です。応募の際に自分のこと、自分の経験、自分のスキルや能力、企業や仕事の自分のメリットについて考える人は多いものです。企業の立場で、面接官になったつもりで準備をしましょう。
人々はあなたに興味を持ちません。
人々は常に「自分自身」に関心を向けています。
朝も、昼も、夕食の後も。
―デール・カーネギー―
1-1. 面接で面接官が本当に知りたいことは
企業は組織です。能力やスキル、経験すら後回しにしても面接官は個性や特徴が企業に沿っているかを最重要視します。履歴書や経歴書からは見えない部分だからこそ面接が行われるのです。
1. How well the candidate fit in with organization’s culture and people?
「応募者がその企業の一員として適しているかどうか」
2. Can the candidate do the job?
「応募者はその職種の能力があるか、企業に貢献できるか」
3. Does the candidate desire to do the job?
「応募者はその仕事をすることを望んでいるか」
何が求められているかという企業側の視点を忘れず、真の姿の自分で、ベストコンディションの自分を準備して面接に臨みましょう。
1-2. 日系企業面接と外資系企業面接
その企業に応募する時に注目すべき点は日系か外資かではなく、その企業個々の独自の風土やスタイルです。
日系の企業であっても多国籍な社員がいる、外国人や海外バックグラウンドを持つ人が経営者であれば日本的でないこともあります。逆に、外資系の企業でも日本のビジネス文化が浸透していたりすることもあります。
英語の面接があるなら伝統的な日系企業の面接(風土)とは異なることは確かです。大きな違いはひとつ。「謙遜は美徳にならない」ということです。
横柄になってはいけませんが、日本独特の謙遜は不適切です。有効か、有効でないかを判断するのは面接官の方なのですから。自信を持って堂々と振る舞います。
応募者のそれと同じ意見を面接官が持つことになるからです。話し方がネガティブに傾かないように心掛けましょう。
明確さが求められます。分からないことははっきりと聞き直し、躊躇や分かったふりをするのもやめましょう。英語のグローバルなビジネスの中では致命的なことです。グローバルな視点と心持ちで質問・回答することに努めましょう。
1-3. 情報収集がカギ
情熱も、熱意も興味もない人に面接時間を割くことは面接官が一番避けたいことです。何も知らずに面接に臨めば、熱意の伝わる回答はできません。情報収集は準備段階の重要なカギを握るものなのです。
どんなビジョンや社風を持つ会社なのか、どんなことを目指しているのか、そのポジションに必要な能力やスキルのことを熟知しているか、どんな個性がフィットするのかを踏まえた上で、自分を伝えていくことが必要です。
2. 第一印象を決めるもの
第一印象は、出会ってからほんの2、3分で決まると言われています。始めの数分の威力は強烈です。プロの面接官はさらに短い時間で合否の判断をすることすらあります。第一印象を、しっかり自分でコントロールしましょう。
2-1. 良い印象とは
本当の良い印象とは「本物の自分」を見せることです。作り出されたものは、即座に見破られ、どんなに一般的に「良い」と言われる言葉や動作、態度があってもたちまち悪い印象になります。
望む会社に面接の機会をもらえたという喜びと会社に対する敬意を表現し、自分の価値を信じ、自信を持って臨みましょう。良い印象はそういう気持ちから生まれるものです。自然な笑顔が出るはずです。
質問の意図をしっかり掴み、的を射た回答に努めましょう。思考整理力が問われます。回答は短すぎてもいけません。気難しい、協力的でないという印象を与えます。
2-2. 身だしなみ
人柄は見た目ではない・・・と考えている人も多いかもしれません。半分正解、半分間違いです。面接はビジネスの場です。ビジネスマンとしての信頼性は容姿にも表れるものなのです。
服装に注目を引かないシンプルな服装が適しています。頭の先から、爪の先、足元まで清潔さに気を配り、凛々しく見えるよう努めましょう。香りもアクセサリーも抑えた方がいいでしょう。
その企業に応募する者として相応しい服装があります。分からない時は、知っている人を探して聞いてみるのです。企業に直接でも構いません。仲介してくれる転職エージェントに質問してみてもいいでしょう。
「容姿」は、応募者の持つスキルや経験と同じように見られるもの、重要視されるものと捉えましょう。
口臭、体臭、髪の毛、フケ、ジッパー、ボタン、シャツの裾の乱れ、アクセサリー、ストッキングの伝線はないか、お化粧の乱れはないか面接の直前にトイレなどで確認しましょう。
2-3. 挨拶
姿勢よく、はっきりと元気よく発声することが基本です。挨拶は出会う人との最初の共通点を作り出します。温かみと自信に溢れた雰囲気、そして、笑顔が大切です。アイコンタクトを忘れないようにしましょう。
握手が求められる場合は、しっかりと相手の手を握ります。弱すぎても強すぎてもいけません。面接の時間をもらえたお礼も伝えましょう。
大声で威圧的、もごもごと暗く、おどおどと遠慮がちになってしまうと、そこに反映が現れます。面接官に良い伝染となるような態度を発信するようにしましょう。
2-4. 入室時
面接の場所には余裕を持って到着するようにし、5分前くらい前に訪問します。
面接の部屋では席があっても、着席することを促されるまで待ちます。その後に待たされることがあっても静かに待ちます。
注意が必要なのは、面接前に接触する人たちです。入り口の看守、受付、総務や秘書の人たちにも見られている意識を忘れず、気持ちよく接しましょう。
2-5. スモールトーク
面接はビジネスの場です。ビジネスシーンではスモールトークの力は非常に大切になります。面接官は候補者をリラックスさせるために軽い会話から始めてくれるかもしれません。その応答で社会性が測られることもあります。
よく聞き、よく観察し、共通項を探しましょう。その時間を「和やか」にする責任を面接官に任せきりにすることなく、協力して「良い時間」を創る姿勢を持ちましょう。きっとその後の面接の雰囲気や質問もスムーズに展開するでしょう。
3. いろいろなインタビュースタイル
3-1. 遠隔での面接
企業の所在地や企業の本社が遠隔である場合に電話やスカイプを使って面接が行われることも増えています。ビデオ会議になることもあるでしょう。直接面接の前にふるいにかける意味で行われる場合があります。
会話力、CV(Curriculum Vitae)やレジュメなど提出した経歴書類の内容確認、総じてポジションへの適性を見られます。
3-2. 直接会っての面接
働く会社での面接です。面接官が1人だけで完了する場合と1人ずつの面接が複数回、繰り返されることもあります。
3-3. チーム面接(面接官が複数)
直接の上司、関連部署のスタッフなど複数の面接官が同席して面接が行われます。アイコンタクトが非常に重要視されます。
ひとつの質問に答える時もまんべんなく目配りをするように心掛けましょう。同じような質問がされた場合、多角的に応えるようにすることも大切です。
3-4. 圧迫面接
面接官の態度が友好的に感じられないことがあります。ほとんどの場合、面接官は圧迫面接を試みています。
プレッシャーがかかった時、好ましくない状況になった時にどのように対応するかが見られているのです。どのようにストレスに対処するかが見られているのです。大声で怒鳴る、聞いてくれない、失礼な質問や態度、質問を捲くし立てるなどがその例です。
落ち着いて、ユーモア感を忘れず、怒ったり、萎縮したりする必要はありません。作られたシナリオがそこにあることを認識して乗り切ってください。逆境にどう立ち向かうかの見せ所です。
3-5. ケース面接
ある状況が設定され、どのように対処するのかを聞かれる面接です。
マネージメントやコンサルティングのポジション、経営や戦略のコンサルティング企業、金融業界などでよくある面接スタイルと言われています。思考整理力や分析力だけでなく人間関係力も見られることになります。
4. 面接の基本的な流れ
待機→入室→挨拶→スモールトーク→質疑応答→面接終了
面接は質問「される」場ではありません。ビジネスの会話をする双方の機会です。
質問は、大枠は準備されていることもありますが、会話ですから、細かな点は自分の回答から引き出されていくことを覚えておきましょう。
自分の時間、企業の時間それぞれが使われる場です。お互いに「良い時間」にするために、準備・情報収集・企業が探しているものの提供(自分)に積極的になりましょう。
5. よくある質問の種類・答え方
Keep your values positive, because your values become your destiny.
マハトマ・ガンジーの言葉です。自分がどう自分を評価し、どう語るかが周りに作用し、運命を創っていきます。
面接では様々な質問がされますが、明確でポジティブな表現で自分の真実の中の「一等」が伝わるようにしましょう。
ここではよく聞かれる質問の「言葉」の準備の方法についてご紹介します。回答の際に役立つ単語や言い回しなども面接での「自分の回答」の参考にしてください。
5-1. 自己紹介
Tell me about yourself?
Could you introduce about yourself?
面接官の目的:アイスブレーク、印象を掴む、興味・関心・準備の程度を見る
面接のはじめに聞かれることが多いです。1~2分で収めましょう。文字数にして200~300程度です。
専門分野、期間、スキル、経験、強み、将来の展望の大枠を盛り込みましょう。応募する企業やポジションに相応しい内容にすることで興味や熱意を示します。企業が採用する理由になるようなことを述べましょう。
面接官にとっては全員に行う質問なので記憶に残る「あなた」のキーワードを使いましょう。面接は会話です。詳しくなりすぎないように注意して、その後に「ぜひさらに深く聞いて欲しいと思うこと」を意識して構成しましょう。
【伝わる構成づくりのポイント】
- 誰に対して話すのか
- 相手の求めているものは何か
- 相手は何に興味を持っているか
- 自分の競合は何か・誰か
- 他者では提供できない自分だけが提示できるものは何か
- 自分について一番に伝えるべき重要なことは何か
- 自分が二番目に伝えるべき重要なことは何か
言い回し:
My role was to…
As the …, I acted as …
To do this effectively, I had to …
I implemented a new …
My experience with … taught me that …
I worked at ____ for two years,where I learned that …
Working at ____ helped me to learn the importance of…
I believe in …
This enables me to…
I’m also able to …
For example, in my last job…
I am used to dealing with customers/managing budgets…
I have a good knowledge of…
I work well under pressure/in a team
In this way, I am able to…
I have recently started to … to improve …
What I was at the university, I used to …
5-2. 自己PR
「自己PRをしてください」という直接の質問は少ないかもしれませんが、自己PRに繋がる質問は面接の中で必ずあるはずです。強み、業績、成し遂げたことなどを聞かれたら、アピールの機会です。
What is your greatest strengths?
Tell me about a past accomplishment you are proud of.
面接官の目的:
人生で大切なこと、価値観、職種適合、責任遂行力、自己確信の査定
仕事だけでなく、学校、プライベート、ボランティアから重要だと思っているストーリーを伝えてもいいでしょう。たくさん並べることはせず、その企業のそのポジションに適した、その瞬間の質問に即した「これ!」というストーリーを話します。事前準備は必須です。
People will forget what you said,
people will forget what you did,
but people will never forget how you made them feel
人はあなたの言葉を忘れるでしょう。
人はあなたのしたことも忘れるでしょう。
でも、あなたに対して抱いた感情は決して忘れることはないでしょう
―マヤ・アンジェロウ―
自分をうまく売り込めないと感じる人もいるかもしれませんが、グローバルなステージでのビジネスパーソンとして必要なことです。面接官が鮮明にイメージできるように伝えます。イメージできるということは感情に訴えかけ、より印象に残るのです。
時間目安は2~3分、200~300語程度でしょう。
スキル | 表現 |
---|---|
分析力 | identify a mistake、analyze data、 conduct a survey、solve a problem |
創造力 | invent a machine、design a website、suggest an alternative、solve a problem |
人的対応力 | resolve a dispute、listen to divergent points of view、counsel a team member |
リーダーシップ | chair a meeting、lead a discussion、motivate a team、delegate tasks |
交渉力 | change someone’s mind、negotiate with someone、persuade someone to act |
統率力 | plan a schedule、meet a deadline、decide on priorities、implement a plan |
コミュニケーション | write a report、give a presentation、explain an idea、conduct an interview |
チームワーク | discuss an issue、contribute to a meeting、support a colleague |
個性の言い回し:
self-confidence
resourcefulness
independence
self-awareness
flexibility
determination
intelligence
intercultural awareness
self-motivation
5-3. 志望動機
志望動機は、どれだけ企業のことを調べたかが問われる部分でもあります。
自分の将来と、スキルや能力が面接官の探しているものと刷り合わせる必要があります。
Why should we hire you?
Why are you interested in working for us?
What do you know about our company?
Why would you like to work here?
Could you tell us what impressed you about our company?
What attract you to the position?
面接官の目的:組織に合う個性か、社風に合うか、必要かどうか。
企業の理念やビジョン、ブランド、商品(商品名など)、そして求人内容から業界用語(ツール、適性やスキル)、から重要な言葉を選択します。
他の候補者から一歩前に出るためには、自分だけが企業にもたらすものを自分の言葉で表現することが大切です。
言い回し:
There was a time when…
There was one situation when…
The problem was…
Probably the best example is…
I discovered that…
I realized that…
I agreed to…
I wanted to be a bit more…
What needed to be done was…
Unfortunately, this meant that…
It was very important that…
It was clear that…
We actually ended up…
Anyway, what happened was…
I managed to…
I decided to…
I organized a…
So, in order to…,
This resulted in …
This led to…
5-4. 短所
思慮深いこと、意図的に自分を掘り下げることは近代社会では必須のことです。
答え自体よりも、態度や姿勢を見られます。弱みが無いという答えはあり得ません。その弱みに責任を持ち、伸ばそうとしているかが重要です。
What is your biggest weakness?
Tell me about something you have found difficult at work.
What skills do you most need to improve?
面接官の意図:自分を客観視できるか、認識し、どう対処しているか
My weakness is…で始めるよりも、面接官が(求めていることに対して足りない)と感じているだろうこと、例えば、求人内容とのギャップ、面接の会話の中での指摘された点を提示することもできます。
仕事では弱みに困難が立ちはだかります。プレッシャーもかかります。その逆境の中でどう認識し、乗り越えているかを伝えましょう。
言い回し:
I put as much effort as possible into…
I pay a lot of attention to…
I make sure that…
I am extremely/very…
I enjoy a great deal
5-5. 転職理由
Why are you looking to leave your current position(company)?
Why did you leave from last company?
満足している仕事を離れたいとは誰も思わないものですが、転職理由がネガティブなものとは限らないはずです。抜け出す意味ではなくて、さらに上に挑戦したい、成長のための機会を得たいという梯子をしっかりと昇っていることを伝えましょう。
ポジティブな側面を見つけることが大切です。
良い理由であっても悪い理由であってもそれが繰り返される可能性があることを面接官は知っています。もちろん個人的な理由はあるかもしれませんが、その会社とそのポジションとの適合は忘れないようにしましょう。
5-6. 失敗談
誰でも失敗はあります。失敗の経験を聞かれる時に注目されるのは、その失敗自体ではなく、失敗や弱みを十分認識しているかどうかその失敗の後に、どのように対処したかです。そして失敗の経験をして失敗することを恐れるか否かを見られています。
失敗は学びと成長の機会です。恐れることなく飛び込む姿勢を示しましょう。
誰のせいにもしない、批判も入れないようにします。そして失敗はありませんという答えは最低の評価を受けることを覚えておきましょう。
5-7. 問題解決
Tell me about a specific situation where you failed.
Tell me how you handle conflict (problem)at work.
プロフェッショナルに話す必要がありますが、そこに個性を注ぎ込むことも忘れないでください。経験してきたことの中で様々なストーリーがあるはずです。
仕事、学校、コミュニティー、趣味でもなんでもその仕事に関連性の高いことを伝えましょう。
行動は経験です。成長の証です。たとえ結果が良くなくてもそこから得たもの、学びをどう見い出せるかもひとつの能力です。
ストーリー性を持たせることで面接官はイメージしやすくなります。イメージされたことは言葉より記憶に残ります。そして個性や業績、スキルがより信ぴょう性のあるものになります。
その会社で起こりそうな内容を何通りか考えておきましょう。無駄なく、面接官が(その職種に適した)聞きたい部分を絞り込んで、端的に2~3分のストーリーを用意しましょう。
よくある話より、面接官の意表を突くような独自のストーリーを思い出してみましょう。印象をより強固にします。難しい上司や同僚、驚くような顧客、一風変わった対処法など様々に探してみましょう。
予想に反した副作用、予想以上の効果などもいいでしょう。頑張り時、逆境時にどう立ち向かえる人なのかを面接官は知りたいのです。
盛ってはいけません、しかし、これらの質問は自分を売り込むチャンスです。
5-8. 仮定の質問
What would you do if ・・・・?
How would you handle if ・・?
仮定の状況を提示して、反応を見る質問をされることがあります。そのような経験があるかが聞かれているのではなく、仮に○○の場合どうしますか?という質問です。
問題に対してどう向き合うか、どう考えるか、どう対処するが問われます。想像力と思考力を使います。準備が無い中での瞬発性も見られることになります。
問題解決やクレーム対応の処理がその企業に沿い、その顧客にとってもベストな方法をとれるかを判断されることになります。
5-9. 逆質問
Do you have any questions for us?
面接は企業が質問をするだけの場ではありません。何を聞くかの決まりはありません。情報収集の中で知りたいと思ったこと、職種やポジションへの必要性など様々でしょう。意欲的な姿勢を見せる質問を事前に必ず用意しましょう。
YESやNOで答えられない質問がいいでしょう。
そのポジションについた時を想定した質問をしましょう。
What do you enjoy the most about working for this company?
How would you describe the culture of the company?
Could you tell me about the team I will be working with?
Do you have any concerns about my ability to become an important member and become great contributor to this organization?
Could you give me some example of project that I would be working on?
What the specific skills and experience are the most important to be successful in this company?
What are the three most important goals we’ll have going forward?
What are the department’s strengths and weaknesses?
How the company have envisioned to this position?
If the company have lack of manpower how would you manage to go on?
6. 面接クロージング
6-1. 退出時
面接の機会をいただいたことにきちんとお礼を述べます。
Thank you for having me today.
It was a pleasure meeting with you.
I look forward to talking with you soon.
その後に双方が知っておくべきことを聞いておきましょう。
Is there anything else I can provide with?
Is there any other information I can provide that will help you decide?
What the next steps in the hiring process are?
6-2. 退出後~帰宅
退出後からその後の行動も気を引き締めておきましょう。
訪問時と同じく、周りの人には気を配りましょう。
帰宅後は、求められた追加の資料や情報の送付はすぐに行い、送付物が無い場合もお礼のメールを送るようにします。
7. 好印象を残す面接のための練習
7-1. 面接に役立つ英会話ブラッシュアップ
7-1-1. 難しくしない
面接は会話です。伝わることが最重要項目です。簡単な言葉、簡潔な表現が大切です。はっきりとゆっくりと話すことを心掛けましょう。流暢さは英語のレベルを図る材料ではありますが、ビジネスの場で見られるのは英語力だけでなないのです。
7-1-2. ポジティブな言葉を使う
同じことを言うにも、表現はたくさんあることを知ってください。ネガティブになりそうな回答の様々な側面で活用できます。
・I’m bored with my job. It is too easy.
⇒ I’m seeking fresh challenges.
・There are things that I don’t like work
⇒ I enjoy a great deal of my current job
・I tend to focus too much on details
⇒My attention to detail support to calculate and analyze task.
7-1-3. パワフルな言葉を使う
通常の言い回しをさらに強調する言葉があります。
I was responsible for というのを、企業の求める適性やスキルに合わせてI strengthened、negotiated、developed、planned、proposedなどの行動に言い換えることができます。
例えば、
・I was responsible for a multi-million-dollar project
言い換え⇒ I strengthened a multi-million-dollar project
・I got a great deal on the software used our clients.
言い換え⇒ I negotiated a great deal on the software utilized our clients.
・I used to figure out business cases so our company could create new projects.
言い換え⇒ I developed business cases to support our company’s launch of new projects.
パワフルワード参考:185 Powerful Verbs That Will Make Your Resume Awesome
7-2. 端的でも抜かさない伝え方練習法
面接の準備が大切なのと同じくらい「丸暗記しない」ということが大切です。暗記は、面接での会話というコミュニケーションを生みません。機械的な印象を与え、暗記していることが分かります。
これは面接官の意欲も興味も削ぐことになります。暗記せずに、伝えるべきことを話すための方法をご紹介します。
ステップ1 書き出す
伝えることを、まずはどんどん書き出す。
内容が印象的になるようにブラッシュアップを繰り返す。
要らない言葉は削ぎ落し、必要なことをより魅力的にします。
ブラッシュアップを繰り返すうちに、自分の中に内容は浸透します。
暗記の必要がなくなるだけでなく・・・・・
熱意と自信はより高まっていきます。
明確さが増します。
面接の中で一貫性が生まれます。
ステップ2 断片で覚える
伝えたいことの文章の要点をブロック化する
方法1ー要点だけ3枚か4枚のカードや付箋に書く(色違いがベター)
方法2―ノートに○△□の枠を書いて要点を書く
その要点だけを覚えて、見ながら言葉で練習を繰り返します。
7-3. 緊張をコントロールする
余計な緊張を避けるためには入念な準備⇒リサーチ⇒見た目⇒計画⇒余裕を持って到着が基本です。
7-3-1. 呼吸で整える
不安やガチガチの緊張を適度なリラックスモードに変えてくれる方法です。
4拍で吸って、お腹から胸の順で酸素を満たします。
4拍止めます。
4拍で吐きます。
これを数回繰り返すことで落ち着きを得ることができます。
7-3-2. ポーズで心を整える
面接の直前にトイレなど人目に付かない場所で行いましょう。
笑われるかもしれませんが、この2分間のポーズ。生理学的には不安や緊張の基になるコルチゾールという脳内成分の25%の減少、プラス、明るく前向きになれる脳内成分テストステロンが20%増加することが明らかになっています。
・スーパーマンポーズ
仁王立ちになり、両こぶしを腰に当て、堂々と立つ(2分間)
・ビクトリーポーズ
仁王立ちになり、両腕をVの字に上げ、堂々と立つ(2分間)
自信は言葉だけでなく、表情や姿勢、ボディーランゲージにも表れます。視覚の情報は面接官の応募者に対する意見を作り出します。面接でのパフォーマンスの向上、面接官の査定値の上昇にも効果があるという研究結果も出ています。
参考:TED – Amy Cuddy: Your body language shapes who you are
まとめ
面接では色々な質問が想定されます。完全予測は不可能です。企業のWHYを優先して考えること、業界、企業のニーズ、双方の情熱を満たすことを念頭に置いて準備をしましょう。他の人ではこなせない自分だけの真のポジションをゲットしましょう。