徳島でおすすめの転職エージェント【14社まとめ】評判・口コミを比較

四国の南東に位置する徳島県は、淡路島を経由して近畿地方につながる四国の玄関口。漁業・農業が盛んなほか、大企業の工場が県内で数多く稼働しています。この記事では、徳島県の転職エージェントを100社以上調査・比較し、特におすすめの13社の特徴や活用方法をまとめました。

徳島で転職を成功させるために、ぜひお役立てください。

1. 徳島の転職エージェントの選び方

この記事では徳島県の人材紹介事業者100社以上を調査したうえで、「求人数が多い」かつ「第三者からの評価が高い」と判断できる14社をピックアップしました。

徳島における求人数が多いのは『doda』と『リクルートエージェント』です。まずはこの2社に登録しましょう。次いで求人数が多い『マイナビエージェント』『パソナキャリア』も併用しておくとベストです。

＜徳島でおすすめの転職エージェント＞

求人の「量」と「質」を考慮して、バランスよくエージェントを選ぶことが、転職を成功させる重要なポイントです。

2. 徳島でおすすめの転職エージェント比較

この章では、前章でピックアップした徳島の転職エージェント各社について、以下の詳細をまとめています。

徳島での転職エージェント選びに役立ててください。

2-1. doda

パーソルキャリア株式会社（旧：インテリジェンス）が運営する転職エージェント。リクルートエージェントに次ぐ業界2位の位置にありますが、徳島ではリクルートエージェントよりも多くの求人を取り扱っています。徳島の求人数は550件以上 (公開：約550件、非公開：全体の80～90％)です。

徳島で多い職種は「営業職」で約26%、「技術職・専門職（建設・建築・不動産・プラント・工場）」で約24%です。業種は「建設・プラント・不動産」が約30%、「人材サービス・アウトソーシング・コールセンター」が約14%となっています。

dodaのメリットを口コミから分析すると、「ほぼ毎日、オファーやスカウト通知が届く」「大手だけでなく中小企業の求人も提案してくれた」といった、求人の多いdodaだからこそのメリットがあると言えます。

また、dodaは転職イベントを数多く開催しているため、「履歴書や職務経歴書も細かくサポートしてくれた」といった、利用者の活動サポートも手厚いようです。

なお、デメリットとして「公開されている求人情報の質が悪い」「求人は多いが、質を自分で見分ける眼が必要」などがあります。たくさんの求人の中から、良いものと悪いものを見極める眼力が必要と言えるでしょう。

徳島で転職活動する人すべてにおすすめできるdoda。利用はウェブで登録申込み後、本社・支社での面談（30～90分程度）または電話での相談を行います。

2-2. リクルートエージェント

リクルートエージェントは全国で合計21万件以上の求人を取り扱う、最大手の転職エージェントです。徳島では約510件（公開：約260件、非公開：約250件）の求人を取り扱っています。

徳島の公開求人で多い職種は「営業・販売・セールス」で約38%、次いで「SE・ITエンジニア」で約18%です。業種では「流通・飲食・消費財・店舗サービス」で約33%、それに「人材･教育・アウトソーシング」が約19%と続きます。

口コミからわかるメリットは「紹介が多く、たくさんの中から選べる」「上場企業や大手の求人が多く、信頼できた」「他のエージェントの倍近い数の求人を提供してくれた」など、求人数の多さによるもの。

また、「履歴書・職務経歴書の書き方まで教えてくれた」「面接の後で逐一フィードバックしてもらえた」といったサポートの手厚さもメリットとしてあるようです。

デメリットとしては、「担当者が忙しそうで相談しづらかった」「右から左へ情報を流しているだけのような感じ」といった口コミが。多くの求人を大勢のスタッフが取り扱っているためか、担当者に当たり外れがあるようです。外れだと感じたら、担当者の交替を打診してみましょう。

doda同様に求人数が多いため、徳島で転職活動をするなら必ず登録しておくべき転職エージェントと言えます。

登録はウェブで必要事項を入力後に面談（30～90分程度）が本社または支社の個室、または電話で行われます。

2-3. マイナビエージェント

マイナビエージェントは、日本最大級の就職情報サイト「マイナビ」などを運営する株式会社マイナビの転職エージェントです。徳島の求人は約270件（公開：約50件、非公開：約220件）です。

徳島の職種では「営業職」が約35%を占め、それに「機械／電気・電子／素材等」が約19%と続きます。業種で多いのは「不動産／建設業界」で約20%、「メーカー／製造業」で約19%です。

マイナビエージェントのメリットは、「件数はそれほど多くないが、他社にはない求人があった」「中小企業の求人が充実していた」という口コミから、求人内容に独自性があるようです。新卒時の就職でマイナビを利用する人が多いため、第二新卒の求人が多いことも影響していそうです。

ただし、「やや頼りない担当者だった」「若い担当者が多く不安を感じることも」と、スタッフの質に疑問を感じる口コミがあります。その場合は、担当の変更を問い合わせましょう。

徳島でマイナビエージェントの利用がおすすめなのは、マイナビエージェントが得意とする第二新卒です。

利用の手順は、ウェブから登録をするとエージェントから連絡が入り、そのあとオフィスか電話での面接に進みます。

2-4. クリエ転職ネット

クリエ転職ネットは、中国・四国エリアでサービスを提供する転職エージェント。香川県の株式会社クリエアナブキが運営しています。徳島では約160件（非公開求人含む）の求人を取り扱っています。

徳島の求人のうち、職種で多いのは「技術系専門職・エンジニア」で約29%、次いで「営業」で約25%です。業種では「建設・不動産」が約19%、その次が「メーカー（機械）」と「サービス」でそれぞれ約14%となっています。

クリエ転職ネットの口コミを見ると、「自分の事情をきちんと踏まえた求人を紹介してくれた」「客観的かつ温かいアドバイスをもらえた」など、スタッフの丁寧な対応が評価されています。

地元四国の企業による転職エージェントのため、Uターン・Iターン転職希望者へのサポートが充実しており、徳島をはじめ四国出身者の転職におすすめのエージェントです。

利用はサイトから申し込みを行い、カウンセリングを受けたのち求人を紹介してもらう流れになります。

2-5. パソナキャリア

パソナキャリアは、国内外で人材サービスを展開するパソナグループの転職エージェント。リクルートエージェント・dodaに次ぐ上位のエージェントですが、徳島での求人数は約160件（公開：約50件、非公開：約110件）と少なめです。

徳島の求人のうち、多い職種は「電気・電子・機械・化学エンジニア」で約28%です。次いで多いのは「営業」で約20%となっています。業種は「製造業（メーカー）」が約50%と半数を占め、「不動産・建設・土木」が約17%と続きます。

口コミを見ると、「大手企業だけでなく、中小のしっかりした企業も紹介してくれた」「あまり求人がない地元や近辺の地方都市の求人も紹介してもらえた」など、求人の質が高いことが分かります。

また、「面接のアドバイスや履歴書の添削などスタッフのサポートが手厚い」「結婚や出産も視野に入れた相談ができた」といった、求人紹介以外のサポートが手厚い店も、人材派遣業グループならではの強みと言えるでしょう。

デメリットには、「専門的な話になると知識が浅い」「担当者に頼りない印象を受けた」などの口コミがあります。担当者の対応に不安を感じたら、交代をお願いするといいでしょう。

サポート体制が手厚いことから、社会人経験の浅い若年層や転職回数の少ない人など、転職初心者におすすめと言えるパソナキャリア。徳島では特に業種の半数を占める製造業界（メーカー）への転職を志望している人におすすめです。

利用はウェブからの登録後、1週間程度で電話またはメールでの連絡が入ります。その後、オフィス（電話も可）で面接に進みます。

2-6. JACリクルートメント

JACリクルートメントはハイキャリアと外資系の転職に実績のある、イギリス・ロンドン生まれのエージェント。徳島の求人数は50件以上（公開：50件、別途非公開60％あり）です。

徳島の求人内訳で多いのは、職種では「営業」が約38％、「技術系」が約32%です。業種では「メディカル・バイオ」が約30%、「建設・不動産」が約28%となっています。

JACリクルートメントの強みとされるハイキャリア求人の徳島における割合は、年収500万円以上は98%と、ほぼすべての求人が該当します。年収800万円以上は約54%、年収1000万円以上は約28%です。また外資系の求人は全体の約14%です。

口コミを見ると「キャリア相談、面接対策といったサポートが真摯かつ丁寧」「今後のキャリア展開まで考えて提案してくれた」など、対応のクオリティが高いことが分かります。「ハイキャリアの求人が多いため、それを取り扱うスタッフも優秀なのだと思う」という口コミは妥当と言えるでしょう。

ただし、デメリットとして「キャリア不足と判断された」「登録して時間が経つとだんだんケアしてくれなくなる」といった口コミがあることから、ユーザーが積極的に活動する必要がありそうです。「何とかして紹介した会社を受けさせようとしてくる」といった口コミからも、スピード感を重視していることがわかります。

JACリクルートメントはエグゼクティブや専門職といったハイキャリアの求人に強いエージェントです。高い年収の人や高いスキルをもつスペシャリストが、さらなるキャリアアップのために利用するのがおすすめです。

2-7. Spring転職エージェント（株式会社アデコ）

スイスに本社を置く人材サービス企業の株式会社アデコが運営しているSpring転職エージェントは、世界最大の人材サービス企業です。徳島の求人数は約140件以上（公開：約140件、非公開：全体の80%）です。

徳島の求人で多い職種は「営業系」で約31%です。次いで「メディカル系」で約19%となります。業種で多いのは「メーカー系」で約40%、「サービス系」が約22%と続きます。なお、Spring転職エージェントは外資系のエージェントですが、徳島の求人の中には外資系企業は0件でした。

口コミから見るSpring転職エージェントのメリットは、転職希望者と企業の両方を同じエージェントが担当する体制のため、「情報共有が素早く活動にロスがなかった」ということ。また、「担当者が相談内容を深く理解していたので、紹介のミスマッチが少なかった」と、スピードと質の両方を兼ね備えているようです。

デメリットの口コミは「こちらからお願いしないと動いてくれないので受け身な人には負担」「懇切丁寧というタイプのサポートではなかった」などがあります。

Spring転職エージェントは自分から積極的に動く人には合いますが、エージェントから手厚いサポートを希望する人は他のエージェントを利用した方がよさそうです。

徳島でSpring転職エージェントを利用するなら、求人の割合が多いメーカーの営業職を志望する人がおすすめです。

2-8. ランスタッド

ランスタッドはオランダ・アムステルダムを本拠地として、世界各国で人材サービス事業を展開する転職エージェントです。日本でもサービスを行っており、徳島の求人数は約60件（非公開求人含む）です。

徳島の求人で多い職種は「製造・技術系」で、約42%。次いで多いのが「営業・マーケ系」で約25%です。業種では「建設・設備」が約25%、「機械・メカトロニクス」が約13%となっています。

口コミを見ると「面談にゆっくり時間をかけてくれた」「専門知識が豊富」と、担当者のレベルが高いようです。さらに「外資系のエージェントだが、国内企業の求人も色々と紹介してくれた」という評価もあります。

「外資系のエージェントの中では敷居が高くないと感じた」という口コミがあることから、外資系のエージェントを利用経験がない人にとって、ランスタッドは最初の一社としてなら、利用価値はありそうです。

また、技術職の求人が多く集まっているので、技術者の転職におすすめのエージェントです。ハイキャリア志向の技術者は、JACリクルートメントとランスタッドを併用しましょう。

利用はサイトのフォームから登録すると、5営業日以内に担当者から連絡がくるので、キャリアコンサルティングを受ける、という流れになります。

2-9. いつか徳島

いつか徳島は、ムツビエージェント株式会社が運営する徳島に特化した転職エージェント。徳島初の人材コンサル会社として、徳島の企業に集中して求人を集めています。取扱求人数は約110件（非公開求人含む）です。

徳島の求人で取扱が多い職種は「技術職」が約22%、次いで「営業・販売職」が約21%となっています。

「いつか徳島」の名前が示す通り、Uターン・Iターンの促進に力を入れているエージェントです。口コミでも「『徳島のことならどんなことでも聞いて下さい』と非常に親切だった」とあるので、徳島で仕事をして暮らしていきたいという人におすすめと言えます。

ただし求人数が少ないため、ここ単体で転職活動をするのは効率が悪いと言えるでしょう。求人数の多いエージェントと併用することをおすすめします。

利用はサイトで登録を行うと、2～3営業日以内にコンサルタントから連絡が入ります。その後、面談を行い求人の紹介を受けるという流になります。

2-10. WDB.com

WDB.comは、化学・バイオ業界に特化した転職エージェント。徳島では約70件（公開：約60件、非公開：約10件）の求人情報を取り扱っています。

徳島の求人の職種は「化学系」が約50%、「バイオ系」「理工学系」がそれぞれ約16%です。化学・バイオ業界に特化しているため、他の業種の求人はありません。

化学・バイオ業界は確かな技術と知識が求められるので、WDB.comでは職業適性や基礎実験スキルを確認できる研修制度を用意しています。また転職支援のほか、派遣登録のサービスも行っているので、バイオ・化学業界における多彩な働き方をサポートしてくれます。

WDB.comは化学・バイオ業界に転職したいユーザーは必ず登録すべきエージェントと言えます。そのため、それ以外の業種を志望する人は、使う必要はありません。

2-11. キャリクル（マンパワーグループ）

キャリクルは、総合人材会社のマンパワーグループによる転職エージェントサービス。外資系企業ではあるものの、日本で50年以上ビジネスを行っている老舗エージェントです。徳島では約70件（非公開求人含む）の求人を取り扱っています。

徳島の求人のうち、職種で最も多いのは「営業系」で約43%。次いで「技術系」が約22%です。業種では「医療機器」が約19%、「素材・化学・バイオ・医薬品」「不動産」がそれぞれ約13%となっています。

キャリクル（マンパワーグループ）の口コミを見ると、「担当者のサポートが手厚い」「相談しやすいよう、リラックスした雰囲気を作ってくれた」など、対応の良さによる好印象さが見られます。

ただし、一部では「自分の方を見てくれていないように感じた」「あまり多くの求人を出してくれなかった」といった口コミも。求人数の少なさゆえか、持っている情報が少ないと感じた人もいるようです。

対応はよくても求人数が少ないため、キャリクルだけで転職しようとするのは効率がよくないため、他のエージェントも併用しましょう。

2-12. 四国転職net

四国転職netは、アビリティセンター株式会社による地域密着型の転職エージェント。四国4県の求人に特化してサービスを提供しており、徳島の取扱求人数は約30件（非公開求人含む）です。

徳島の求人で最も多い職種は「エンジニア（素材・化学・医薬・食品系）」で約18%。次に多いのは「企画・管理系」で約15%です。業種で多いのは「製造業」で約39%を占めます。次いで「農林・水産業・六次産業」「IT・通信業」と続きます。

地元企業による地域密着型の転職エージェントなので、徳島へのUターン・Iターン転職を考えている人におすすめです。しかし他の地元エージェントと同様、取扱求人数が少ないのがネックといえます。四国転職netをはじめ地域密着型エージェントを使うなら、複数のエージェントに登録した方がよさそうです。

利用の手順は転職相談の申し込みを行い、アドバイザーの個別相談を受けます（対面・電話・リモートいずれも可）。その後、求人の選択から面接へと進みます。

2-13. 徳島転職エージェント（シーツービーテック）

徳島転職エージェントは、徳島に本社を構えるシーツービーテック株式会社が運営する転職エージェント。徳島だけに特化したサービスを提供しており、取扱求人数は30件（別途非公開求人あり）です。

徳島の求人で割合が多い職種は「技術者」で約55%、次いで多いのが「営業」で約31%となっています。業種では「メーカー」が約43%、その次は「その他」で約27%です。

徳島の地元企業による地域密着型エージェントなので、「いつか徳島」と同じく、徳島に住むことを重視する人が利用すべきエージェントと言えます。ただし求人数が少ないため、他のエージェントとの併用は必須でしょう。

dodaやリクルートエージェントなど、大手エージェントの利用も選択肢に入れて、転職活動に幅を持たせることをおすすめします。

利用の手順はWebサイトから登録を行い、対面またはSkypeでヒアリングを行います。その後キャリアコンサルティングまたは求人の紹介を受けて、面接に臨みます。

2-14. 四国Uターンのちから

四国Uターンのちからは、ちからネット株式会社が運営する転職エージェント。名前が示す通り、四国へのUターン転職に特化したサービスを行っています。そのうち、徳島の求人件数は約10件（別途非公開求人あり）です。

Uターンに特化しているため、首都圏など他の地方で働いている四国出身者をサービスの対象にしています。そのため、求人を出している企業も四国に本社があり転勤がないことが、四国Uターンのちからの特徴のひとつ。今後は四国で暮らしていくと決めている人なら、利用する価値のあるエージェントです。

ただし、徳島の取扱求人数が他社と比べて非常に少ないのがネックです。そのため、希望に合った求人がない可能性があります。「いつか徳島」や「徳島転職エージェント」など、他の四国Uターンに強い地元の転職エージェントを併用するか、希望通りの求人が来るまで時間をかける必要があるでしょう。

利用には資料請求をしたあと、エントリーシートを提出します。必要に応じて面談を行い、スタッフがリサーチした企業の中から求人を提案してくれます。

3. 徳島県の転職・求人動向

3-1. 徳島県の有効求人倍率

平成29年12月時点で、徳島における有効求人倍率（季節調整値）は1.48倍で、全国値（1.56倍）よりやや低い水準となっています。また正社員の有効求人倍率（平成29年11月時点、実数値）は1.11倍で、全国値（1.05倍）よりやや高く全国で30位と、こちらは全国値に近い数字を示しています。

（出典：厚生労働省　報道発表資料「一般職業紹介状況（平成29年11月分）について」、厚生労働省　徳島労働局「職業安定業務統計速報（平成29年12月分）について」、ハロワのいろは 正社員有効求人倍率）

3-2. 地域ごとの求人状況

徳島県内には8箇所にハローワークがあり、平成29年12月時点でのハローワーク別有効求人倍率は以下の通りです。ハローワーク徳島と三好が1.79倍と高い数字を示しており、他のハローワークもすべて1倍以上の数字となっています。徳島県のハローワーク求人は比較的活発と言えそうです。

沿線と自分が働きたい地域を考慮し、また転職エージェントを活用して、求職活動に必要な情報を収集しましょう。

公共職業安定所別・有効求人倍率 （一般労働者［日雇・学卒（中学、高校）を除く全数］）

（出典：厚生労働省　徳島労働局「職業安定業務統計速報（平成29年12月分）について」）

3-3. 産業別の新規求人状況

徳島の新規求人状況（平成29年12月）を産業別で見ると、「医療、福祉」が1691人と、他の産業に比べて非常に多くの新規求人を出しています。反対に求人が少ないのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、12月は新規求人を出していませんでした。

徳島県の産業別・規模別新規求人の状況 （一般（日雇・学卒を除く））

（出典：厚生労働省　徳島労働局「職業安定業務統計速報（平成29年12月分）について」）

4. 徳島県の賃金水準と生活コスト

徳島で20～59歳における正社員の平均年収を、四国地方の他県と比較してみましょう。徳島の賃金水準は、愛媛の全体の平均年収以外のすべてに対して、100%を上回っています。男性の平均年収は他の県とほぼ同水準ですが、女性の平均年収は約4～8%ほど高いのが特徴です。

（単位：万円）

（出典：doda　より筆者作成）

続いて都道府県別の生活コストを比較してみましょう。全国平均を100とした場合、徳島の指数は物価の総合は99.3、住居費は89.2です。全国平均と比べると物価指数は同程度で、居住費はやや低い数字です。

ただし四国全体ではどちらもいちばん高い数字となっており、四国4県の中で徳島はもっとも生活コストがかかる地域と言えます。

（出典：総務省統計局「小売物価統計調査（構造編）年報 平成28年」）

5. 徳島県に本社を持つ有名企業

徳島に本社を持つ東証一部上場企業は4社。一太郎やATOKなど日本語入力ソフトを開発するジャストシステム、住宅の内装部品を製造するニホンフラッシュなどです。なお、徳島に本社を置く東証二部上場企業はありません。

＜徳島に本社を持つ東証一部上場企業（抜粋）順不同＞

まとめ

四国の東側に位置し、近畿地方との関わりも深い徳島。求人件数は決して多いとは言えないものの、地域密着型の転職エージェントが多いので、UターンやIターンを検討するなら、さまざまなエージェントから話を聞けるでしょう。

転職エージェントを賢く利用して転職活動を効率よく進め、徳島での転職を成功させてください！