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記事更新日:2017年03月04日

SEOのことは何となく知っているけど、
「上位表示までに時間がかかりそう」「本当に結果が出せるのか疑問」「HTMLやシステム改修が難しそう」といった理由で取り組むのが億劫という方も多いと思います。
今回はそんな方へ、SEOに取り組むべきメリットと重要性について解説していきます。

1. 競合はどれだけSEOで集客しているのか?

SEOを始める前に、一体どれくらい集客できるの?と思われる方も多いと思います。
取り組んだ分だけ集客数は増やしていく事ができますが、業界やビジネスモデルによっても区々です。まずは自社の競合他社がどれだけ集客できているのかを把握しておきましょう。

SimilarWebを使って競合の自然検索経由の割合と数を調べる

競合サイト分析ツールのSimilarWebを使って、ざっくりとSEOからの集客数や比率を調べることができます。

手順

今回は大手口コミグルメサイト「食べログ」のデータを例として解説します。

  1. SimilarWebへアクセスして、調べたいサイトのURLを入力します。
  2. SimilarWebでURLを入力
  3. 調べたいサイトの分析データが表示されます。
    注意:調べたいサイトのPV数が少ないと表示されません。
  4. 調べたいサイトの分析データが表示
  5. 右サイドバーの「ESTIMATED VISITS」が凡その訪問者数で、「PAGE VIEWS」が一人当たり平均PV数です。
    食べログではおおよそ9,276万PV(1,200万訪問)/月ですね。
  6. 訪問者数とPV数
  7. 少し下の「TRAFFIC SOURCES」が、各集客手法からの集客比率のパーセンテージです。
    食べログでは、72.12%が検索エンジンからのトラフィックになっています。検索エンジンへの依存度が高めですね。
  8. 集客比率のSEOパーセンテージ
  9. さらに下の「SEARCH TRAFFIC」が、オーガニック検索と有料検索の比率です。
    食べログでは99.99%がオーガニック検索になっていますので、ほぼ自然検索ということですね。
  10. オーガニック検索と有料検索の比率

食べログのSEOでの集約はざっくり以下になりました。

集客比率:SEO経由は全体集客手法の72%以上
訪問者数:SEO経由で864万人を集客
PV数:SEO経由で6,678万PVを獲得

SimilarWebのデータはあくまでも参考指標程度ですが、これまでSEOに取り組んでこなかった方は、この結果に驚くのではないでしょうか。
自然検索経由で流入数が多いサイトは、おそらく自然検索からのコンバージョン数も多いです。
検索エンジンからコンバージョンするユーザーが多ければ多いほど、事業全体としてのユーザー獲得単価を低く押さえることができるため、事業経営も優位になっていきます。

SEOに取り組むべき3つのメリット・重要性

例をご紹介したところで、もう少し具体的なメリットについて解説していきます。

2-1. 検索エンジンの利用者は購買意欲が高い (CVRが高い)

顧客が物やサービスを購買・申し込みをするまでに、どのように認知し、興味を持ち、購買に至るのかには一連のプロセスが存在します。これは購買行動プロセスと呼ばれ、AIDMA、AISAS、AISCEAS、カスタマージャーニーなどが代表的に用いられます。

The Customer Journey to Online Purchase

The Customer Journey to Online Purchase

例として、こちらがGoogleが公表しているオンライン上での消費者の購買プロセスになります。
検索エンジンはこれらの購買行動プロセスで、購買の直前に位置していることが分かります。

「AISAS」でも、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)という流れになっており、「Action(購買)」の直前で「Search(検索)」されていることが分かります。

よって、検索エンジンを活用すれば、購買意欲が非常に高い顧客を集客することができます。
すでに商品やサービスを欲しいと思っているユーザーを集客することができるため、コンバージョン率(成約率)が高い点がメリットになります。

逆に言うと「注意」や「関心」に向けた広告手法をいくら使っても、「検索」の段階でキャッチアップできないとユーザーを他社へ奪われてしまう事もあります。

2-2. 費用対効果(ROI)が高い

SEOは、しっかりと行えば費用対効果(ROI)が高い集客手法です。継続的に行っていけば、広告よりも高いROIを出すことが十分可能な点がメリットです。
その理由は、広告費が掛からずに、取り組んだだけサイトの資産として蓄積されていくためです。

例えば、SEOに近い広告手法のリスティング広告では、出稿をしている限り永続的に広告費を払い続けなければなりません。
SEOでは、コンテンツを作るための人件費などはかかりますが、順位を維持するための広告費はかかりませんし、頑張って上位表示したページ・コンテンツはすべて自社の資産として蓄積されていきます。

アルゴリズムの変動や競合の参入によって順位変動はあるものの、SEOはサイトに価値を積み上げていくものなので、大きく収益が下落するといった事はほとんどありません。

PPC広告は今後も高騰していく可能性がある

リスティング広告は短期的に上位表示できるため、重要な広告手法には変わりないのですが、リスティング広告をはじめとするPPC広告の広告単価は高騰しています。
利益率が低くなる広告手法に頼り続けていくのには、リスクになってくるといえます。

2-3. 利用者数が多い (インターネットユーザーの大半にアプローチが可能)

このサイトをご覧頂いている方で、「検索エンジンで検索はしない」という方はおそらくいないと思います。
検索エンジンは、「検索」という行動に向けてしか活用できない事は確かですが、それでも国内の消費者の大半にアプローチすることが可能です。

検索エンジンの利用者数

MegaView Search(メガビューサーチ) – ネットレイティングス

こちらは2010年時点のものですが、国内の消費者の約半数が検索エンジンを利用しています。今ではスマートデバイスの普及によって検索エンジンの利用者は更に増えているでしょう。

また、検索エンジンの中でもSEOの対象となる自然検索枠(無料枠)は、平均で52.5%のユーザーがクリックをしているというデータもあります。(同データのリスティング広告のクリック率は13%)

検索エンジンのクリック率

検索順位ごとのクリック率データ最新版 (SEO in Philadelphia) | Web担当者Forum

リスティング広告のみでは、平均13%のユーザーしか集客できていない可能性があるため、とても勿体ないですよね。
SEOであれば検索エンジン利用者の半数以上にアプローチができるので、無視できない存在といえるでしょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
今からSEOを始めてもメリットは十分あります。SEOを始めるきっかけになれば嬉しいです。
WordPressでWebサイトやブログを構築されている方には、WordPressのSEO対策【厳選25項目】プラグイン・テーマ・設定の方法をぜひ参考にしてみてください。

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記事更新日:2017年03月04日

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