アフィリエイト広告11のメリット・デメリット【広告主向け】
アフィリエイト広告は、実際の売上や成約に結びついたアクションのみに対して成果報酬を支払えば良い広告手法です。
成果報酬型広告とも呼ばれており、インターネット広告の中でも非常に費用対効果の高いものになります。
今回はアフィリエイト広告について調べている方や出稿を検討している広告主の方を対象に、アフィリエイト広告をうまく活用していく為に知っておきたい「メリットとデメリット」の特徴を解説します。
目次
アフィリエイト広告のメリット
1. 費用対効果が高い広告手法
アフィリエイト広告の最大のメリットは、費用対効果が高い点です。
実際の売上・利益に貢献した成果のみを承認して支払う事ができるためです。
成果報酬の金額も広告主が自由に設定することが可能です。
アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)へ支払う月額固定費を回収できれば、費用対効果がマイナスになることはない点がメリットです。
2. リスクが少ない
広告出稿をするとありがちなのが、「いざ広告を出稿してみたが全く売れなかった・・」という悲劇です。アフィリエイト広告では、ASPのパーソナーサイトが自サイトとマッチした商品を紹介してアフィリエイトを行うため、広告出向先のユーザーとのミスマッチが起こりにくいです。
また、ASPへの初期費用と月額費用を回収できれば、後はその仕組みを継続的に拡大して行けば良いため、費用対効果の観点でも非常にパフォーマンスの良いところがメリットといえます。
3. 低予算から開始できる
従来のマス広告では安くても30~50万円以上の広告費が必要でしたが、アフィリエイト広告ではASPへの初期費用・月額費用・デポジットのみで開始することができます。
また、大手ASPの中でも『バリューコマース』は初期費用が無料で開始でき、月額費用も35,000円から利用できるのでおすすめです。(※2016年1月現在)
4. 認知拡大
アフィリエイト広告の出稿を始めると、次第にパートナーサイトと提携するに連れて、インターネット上で認知が広がり、ポジティブに扱われる可能性もあります。
そのため、アフィリエイトサイト経由以外からでも、直接商品やサービスを検索したり、店舗であれば電話での問い合わせにつながる可能性もあります。
認知度が広まることによって、ソーシャルメディアやオフラインでも様々なメリットが得られる可能性があります。
5. スピーディーに始められる
従来のマス広告や、インターネットのバナー広告などは、開始までに最短でも約1ヶ月以上は必要となることがほとんどですが、アフィリエイト広告はタグ設置や各入稿素材の準備などだけで、各社とも1〜2週間で開始することが可能です。
アフィリエイト広告のデメリット
6. 初期費用、月額固定費用が発生する
アフィリエイト広告の大きなデメリットは、アフィリエイトサービスプロバイダー(アフィリエイト広告サービスを提供する代理店:ASP)に対して初期費用と月額費用が発生する点です。
ASPは各社とも同じような料金相場ですが、初期費用と月額費用、デポジット、最低契約期間を確認し、トータルでいくらの費用が発生するのかを事前に確認しましょう。
アフィリエイト広告に出稿をし、万が一獲得が0件だった場合でもその費用は支払わなければなりません。
7. 独自の強みや差別化がある商品でないと難しい
アフィリエイト広告は、インターネット広告の中でも最も広告主が有利な広告といえます。
そのため、アフィリエイトパートナーサイト側に負担がかかっている状況とも言い換えられます。必然的に、アフィリエイトサイトの運営者は、その領域でNo1の商品・サービスを販売しようとします。
つまり、アフィリエイト広告で売上を上げるには、自社の商品・サービスがどのセグメントなら独自性があるのか、どこが差別化・独自の強みなのかをパートナーサイトにしっかりと伝えてあげることが必要です。
それが出来ない場合は、商品・サービスに問題があるため、アフィリエイトで売上を拡大していくには不向きです。
8.効果が出るのは中長期的である
アフィリエイト広告はSEOと同じような性質を持っています。
開始してすぐに売上が上がるものではなく、アフィリエイト広告パートナーサイトが徐々にプログラムへ登録をしてくれて、中長期的に売上が増えていく広告モデルです。
パートナーサイトの拡大を早めたい場合は、掲載ボーナスを用意したり、パートナーサイトページへ広告を掲載したり、検索結果上位のパートナーサイトへ直接問い合わせるといった手法もありますが、「今すぐに売上がほしい!」という場合には短所です。
9. 不正や誇大広告をされる場合あり
アフィリエイト広告には不正や誇大広告が行われてしまうことがあります。
不正では、不正な自己アフィリエイトや、禁止されているリスティング広告・ポイントサイトへの掲載が上げられます。
不正な自己アフィリエイトは、主に無料でのアクションに対して成果が発生する商材がターゲットとされますが、自分や家族、身内を使って複数回の成果報酬を不正に受け取ります。
禁止されているリスティング広告やポイントサイトでの集客も、クライアントは常時監視することが難しいため防ぎにくい場合があります。
こうした不正などを監視し、場合によっては対処していく必要があるのはデメリットです。
これらを未然に防ぐには、パートナーサイトの提携承認基準を上げることや、成果を手動承認にすることと、成果の発生基準を上げること(例:「WEB応募で成果」→「WEB応募して来店すれば成果」)などで対策ができます。
10. アフィリエイトプログラムの終了には時間を要する
アフィリエイト広告は無数のパートナーへ掲載されて収益を上げますが、基本的に期間・終了日は設定されません。そのため、緊急で停止をしたい場合でも、停止するまでには最短でも2週程度の期間が生じます。そのため期間限定の商品やキャンペーンなどにはデメリットです。
11. 意図しないサイトに掲載される可能性あり
アフィリエイト広告は広告主が公開したアフィリエイトプログラムに対し、パートナーサイトが提携申請を行って掲載が始まります。この提携申請を全て承認にしてしまうと、どんなサイトに対しても掲載を許可してしまう事になります。
そのため意図しないサイトへ掲載された場合には、ブランドが毀損するリスクがあることがデメリットです。
サイトの承認は数が膨大になるため全てを手動で行うのは難しいので、特定のカテゴリーに属するサイトだけを自動承認にする、といった対応がおすすめです。
終わりに:まずは主要ASPで運用を初めてみる
いかがでしたでしょうか。
アフィリエイト広告をうまく運用できるようになれば、長期的に安定した利益が上がる仕組みを作り上げる事ができます。
多くの企業で実施されていますので、検討している方は下記の主要ASPの中で申し込みを行なって運用してみてはいかがでしょうか。国内の主要なASPは以下になります。
主要ASP一覧
アフィリエイト広告以外のインターネット広告のメリット・デメリットについては『インターネット広告のメリット・デメリット【11の広告手法別まとめ】』で解説をしていますので、合わせてご覧ください。