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記事更新日:2017年03月04日

新社会人や転勤になる方などで、引っ越しが多くなるシーズンです。
住む場所は人生の中でもとても大きな買い物ですから、失敗したくないですよね。

私も過去に3回引っ越しを経験していますが、賃貸物件を半年近くかけて探しました。そこで良い賃貸物件を効率的に見つけるコツや、チェックしておかないと引っ越してから後悔することなる点に気づきました。

今回はそれらの経験をもとに、賢い賃貸の選び方のポイントをお教えします!

賃貸物件の選び方

1. 家賃 (管理費など含む)

賃貸を選ぶときに基本となるのが家賃です。
家賃は基本的に月ごとに掛かります。(管理費や公共費という名目で追加で毎月発生するものもあります。)

無理のない家賃の上限は月収(手取り)の25%〜30%と言われています。
家賃は無理のない範囲にしておきましょう。

家賃は月収(手取り)の25%〜30%以内にする

2. 住む場所(最寄駅)

家賃に続いて重要になってくるのが住む場所です。
通勤や通学からどれくらいかかるのか?を計算しておきましょう。
計算する際には、駅から自宅までが何分かかるのかも考慮し、ドアtoドアで計算しましょう。

通勤に片道1時間以上かかると幸福度が大幅に低下するというデータもありますので、片道30分以内のところに住むのが望ましいです。

通勤・通学から片道30分以内のところがベスト

3. 間取り、広さ

部屋の間取りと広さは日々の生活上でかかせないポイントです。
一人暮らしだと6畳では狭いと感じる事がおおく、快適に過ごすには7畳以上が望ましいです。
「帰って寝るだけ」という生活スタイルでないのであれば、部屋の広さも検討しましょう。

一人暮らしが快適に過ごせるのは7畳以上が目安

4. 敷金、礼金、保証金

賃貸を選ぶ上で必要な初期費用として、発生する可能性がある費用が敷金、礼金、保証金です。

通常は敷金(又は保証金)1ヶ月、礼金1ヶ月が基本です。新築であれば礼金2ヶ月の物件もあり、逆に築年数が立っていれば礼金無料の物件もあります。また、敷金は退去時でOKという物件もあります。
初期費用として、これらが出せる範囲の物件を選びましょう。

5. 仲介手数料

仲介手数料は不動産屋に対する報酬となるものです。
不動産屋は物件の内覧や申込みの審査、契約までのフォローなどを行うので、そのための費用になります。

基本的には家賃の1ヶ月分となりますが、中には仲介手数料半額のものや、無料(大家が負担する)の物件もあります。

6. 保証会社の手数料

最近では賃貸物件の毎月の支払いに、保証会社を利用する大家が大多数になっています。
保証会社を利用すると、借主→保証会社→(管理会社)→大家とお金の流れが動きます。管理会社や大家はお金を回収できなくなるリスクが無くなるので保証会社の利用をするところが多いです。

保証会社の費用は、初期費用が家賃の30%〜100%で、その後は1年毎に年間1万円が相場です。

7. その他諸経費

それ以外で引越し時にかかってくる諸経費としては、以下が発生する場合があります。(ほとんどの賃貸物件でおそらく発生します)

  • 保険料:住宅の火災保険や地震保険です。おおよそ2万5千円程度
  • 鍵交換代:以前の住人と別の鍵にするための費用。1万〜2万5千円程度
  • 住宅サポート費用:鍵をなくして入れない!など緊急時のサポートサービス。1万円程度
  • 清掃費用:入居前に清掃が入る場合の費用。初期費用が安く見える物件に多い
  • 事務手数料:管理会社などの事務手数料

これらの費用も考慮して賃貸を選びましょう。

8. 物件の建て方

物件の立て方も選び方の中で大切な点です。賃貸物件は以下のいずれかで建築されています。

  • アパート(木造)
  • マンション(鉄筋・鉄骨)
  • 一軒家

費用を抑えたいなら木造のアパートですが、住民同士はお互い静かに生活しなければなりません。
もっとも騒音に強いと言われるのは鉄骨です。
また、鉄骨で作られていても、窓が防音になっていない場合は騒音が遮断できない事もあるので内覧時は注意しましょう。

9. 引っ越し時期

賃貸選びでは引越し時期によっても物件が変動します。
賃貸物件は、住んでいる住人の退去が確定してから募集が始まります。

物件情報には入居時期が載っていますので、自分の入居時期と合うか確認しましょう。
様々な物件を見ていくうちに自分の条件も、固まってくると思いますので、引っ越しは3ヶ月以上前から動いた方が良いです。

10. その他諸条件の選び方

賃貸の選び方で基本的なポイントをご紹介しましたが、それ以外にもこだわりの条件がある場合は事前に認識しておきましょう。
ポイントとしては以下を抑えておけば大丈夫だと思います。

  • バストイレ別か?
  • 何階か?
  • オートロックか?
  • 駐輪場/駐車場はあるか
  • 近隣に国道や路線の有無(騒音の度合い)
  • 内覧が可能な物件か
  • キッチン周りの広さ
  • 独立洗面台の有無
  • バルコニーあるか
  • 洗濯物に排気ガスはかからないか
  • 冷蔵庫と洗濯機の配置は可能か

11. 引っ越し業者の相場を確認する

物件を決める前に引っ越し業者の相場も把握しておきます。
引っ越し業者の料金は時期や土日、時間帯(朝・昼・夜)によって料金が大きく変動します。

また、早めに見積もりを問い合わせておくと値引き交渉がしやすくなります。
どのくらいの引っ越し業者の費用が発生するのか確認しておきましょう。

最もおすすめなのは引越し価格ガイドです。30秒で一番安い引っ越し業者などの料金を調べることができます。

内覧して分かる選び方

実際に物件を内覧してみないと分からない点も多数あります。内覧時の賃貸物件の選び方としては以下があります。

12. 携帯の電波が入るか

賃貸マンションなどは電波の受信が弱いマンションもあります。
自分の使っている携帯キャリアの電波が問題なく受信できるか確認しましょう。
また、動向する不動産屋さんも持っている携帯キャリアが違うようであれば確認してもらったほうが良いです。

電波が全く入らなければ、各キャリアから受信機をレンタルする事も可能です。住みたい物件であれば事前にレンタル可能か確認しておきましょう。

13. 騒音に耐えられるか

昼と夜の騒音に耐えられるか、内覧時に部屋を静かにして耳を立てて確認しましょう。
特に都内や主要都市の物件は、公共道路や高速道路、路線が近くに通っている賃貸物件は騒音がうるさいです。

14. 部屋の大きさ&間取り

部屋の大きさと間取りは賃貸情報サイトにも記載がありますが、テレビの位置やベッドの位置を当て込んでみましょう。
実際に住んでいる自分の生活もイメージしてみて、広さを許容できるかも重要なポイントです。

15. 近くにコンビニ、スーパー、クリーニング屋はあるか

賃貸物件の近くには何があるのかもポイントです。
特にコンビニ、スーバー、クリーニング屋さんは生活上で頻繁に利用すると思いますので、近くにあるのか確認しておきましょう。

賃貸物件の探し方のコツ

賃貸物件の選び方のコツを覚えたら、さっそく物件を探しましょう。
物件を探す方法は、インターネットの賃貸情報サイトです。

16. 大手賃貸情報サイトに登録する

賃貸情報サイトの使い方は、まずは掲載数の多い大手サイトへ会員登録をします。

その後、希望の条件をメールマガジンに登録します。そうすると、自分の好みに合う物件の新着情報だけが飛んでくるようになります。
不動産屋で担当者と一緒に物件を探すよりも非常に効率的です。

17. 売れる物件と売れない物件を見分ける

1〜3ヶ月ほど物件の流れを見ていくと、売れていく物件と売れない物件が明確になります。
売れない物件は「普通の人は住みたくない事情がある」か「相場より高い」のどちらかであることが殆どです。
そういった物件を契約するのは損ですから、基本的にスルーしましょう。ただし後者であれば、数ヶ月で値下げされることもあります。

188. それ以外の方法は非効率

物件探しで現地を歩いたり、現地の不動産屋に当たるのは正直時間の無駄です。物件の90%以上は不動産会社のネットワークに掲載が義務づけられているので、どの不動産屋で探しても紹介できる物件はほぼ同じだからです。
残りの10%程度の物件は、大家さんが独自で募集している物件ですが、ほとんどが古い物件ですし、探す労力に見合うほどのいい物件は無いと言っても良いでしょう。

また、賃貸情報サイトには、不動産業者のネットワークに公開されたばかりの物件が出るまでに数日かかる場合がありますが、たいていは退去までにも一ヶ月近くかかる(つまり内覧できるまでに一ヶ月かかる)のでスルーして問題ないと思います。

19.集めた物件はメモして管理する

集めた物件はメモ帳アプリなどを使ってメモしておきます。
その際に、URLと物件名を記載するようにしておきましょう。

物件名をメモしておかないと、そのサイトで掲載が終了してしまったときに、他のサイトで調べられなくなってしまいます。
名称の記載がない物件については「かませ物件」か「物件名を載せられる広告プランではない」のどちらかです。
探す側からすると物件名が無いものは探しにくいですし、かませの可能性もあるので、すべてスルーでも問題ないと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
賃貸物件をこれから探そう、選ぼうとされている方は、ぜひ参考にしてみてください!

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記事更新日:2017年03月04日

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